アルクォーツ・アート地区でドバイの新たな息吹を感じる
かつての倉庫街は、今ではアートの発信地へ
数年前にドバイに訪れたときだった。
ドバイ在住の友人に「面白いとこに連れてってあげる」と言われ、連れて行かれた埃っぽく薄暗い倉庫街。
その倉庫の1つに案内され中に入ると、そこには物凄い数のアラビックなランプや装飾品が所狭しと置かれていた。
友人いわく「この倉庫は、ドバイで財を成したインド人富豪が趣味で収集したアートミュージアムなんだよ。今は多くなりすぎたので販売もしてるんだよ。一応、この倉庫内は全部売り物だよ。こう見えて結構掘り出し物あったりするよ。」と。
帰国後、妙にこの「荒野と工業地区にある倉庫街」に惹かれた。
正確な場所は分からないが、位置関係から割り出すと、多分ここだろうと。
その場所の名は「Al Quoz」
数年後、奇しくもアートに溢れる場所になるとは、思ってもいなかった。
新たなドバイの息吹を感じる場所
Al Quoz(アル・クォーツ)は今までのドバイの観光地とは一線を画してます。
むしろ、一般的に言われる「観光地」からは最も遠い存在かもしれない。
かつての倉庫街はギャラリースペースとして改装され、今ではアートを通じてドバイ市民が集う場所となっています。そこには、これまでと違うドバイの姿が見られるのではないだろうか。
また、ドバイ在住の新進の芸術家たちによる現代アートを自由に見学することができます。
場所はダウンタウンから車で15分ほどの場所。
私が滞在してたジュメイラビーチからは10分ぐらい場所だった。
その名は「ALSERKAL AVENUE」
敷地内に入り歩いて行くと構内図があります。「アルサカール・アベニュー」
アートギャラリーが軒を並べるほか、カフェやライブラリーが併設されたアーツ・ディストリクトとなっています。否が応でも期待は膨らみますね。
観光客ゼロ!?
このアートギャラリーが並ぶ倉庫街に入って最初に感じたことは、全く観光客の影もない。
観光客どころか、人っけが・・・無い。
よくよく考えたら、いないのも当然。
11月中旬だが、日中の陽射しは未だに強い。
倉庫街なので陽射しを遮る物はない。
成る程、昼間に来たのが間違いだったと来てみて分かった。
ここは日が落ちた後に来るべき場所なのだろうと思った。
きっと夜には賑わっている・・・ハズです。
次回ドバイに来たときは、改めて夜に来てみることにしよう。
カフェやギャラリーはいくつかあるが、残念ながらその殆どの店は閉まっている。
その中で空いているギャラリーに入ってみた。
ギャラリーの中は広く開放的。アラビックカリグラフィーの大きな球体が目に飛び込む女性の絵をよく見ると無数のアラビックカリグラフィーが
古いタイヤをくり抜いて作られいる装飾品表面に彫刻が施されたリモワのトロリーケース
ドバイから産まれる新たな文化に期待
このアル・クォーツのアート地区はドバイでも間違いなく新しい試みの場所の1つだ。
ドバイでは政府主導による先進的な都市開発が今も行われている。
その足元で、市民レベルで広がるコミュニティー。
この倉庫街にあるアーツ・ディストリクトは、市民が交流するコミュニティー活動の場として、今後も発展が楽しみな場所の1つなのは間違いない。
市民レベルで興す文化
ドバイはすでに新たなる一歩を踏み出しているようだ。
便利情報
ただ、旅行者が気軽にここに来るのはハードルが高いかも。
ここに来るときはまだいいが帰りが難しい。何せ場所が場所だからタクシーを捕まえることが困難になるだろう。
そんな悩みを解消するのは、タクシー配車サービス「Uber」。
私も実際にここ「Al Quoz」からダウンタウンへ移動しました。
いつ来るやら分からないタクシーを延々と待つより、指定した場所に何分後に到着するという安心感と便利さは、一度使うと病みつきになります。
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