ドバイホテル滞在記:ジュメイラ・ザビール・サライ

ドバイホテル滞在記:ジュメイラ・ザビール・サライ

ドバイにある世界屈指の人工島「パーム・ジュメイラ」
ここは多くの高級ヴィラが建つ超高級居住区と、高級ホテルが建ち並ぶエリアとなってます。

その高級エリアの中に建つホテルの中で、
今回は、この「ジュメイラ・ザビール・サライ」をお伝えしていきます。

パーム・ジュメイラの豪華な大人のリゾートホテル

「ジュメイラ・ザビール・サライ」は巨大な人工島「パーム・ジュメイラ」内の、多くの高級ホテルが建ち並ぶ三日月型の外周左側(ウェストクレッセント)に位置します。

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場所はドバイ国際空港からタクシーで約40分の場所にあります。

この人工島があるエリアは「マリーナ」と言われ、巨大な人工の入江沿いには多くの高層高級レジデンスが立ち並び、オシャレなショップやレストランも多くあるので、ドバイでも住むの便利な人気の居住エリアとなっています。

居住者にとって住みやすいという事は、同時に旅行者にとっても快適な場所とも言えます。なので、マリーナエリアには多くのホテルが立ち並んでおり、特に外資系の有名ホテルが多く存在しています。

その中でもパーム・アイランドにあるホテルは別格とで、ドバイで最も高級なビーチリゾートと言える場所と言えます。確かに不便さはありますが、「最も外界と遮断された空間」としての特別感は最も高いです。

エントランス

パーム・ジュメイラに入り車を走らせること約10分、やっとジュメイラ・ザビール・サライに到着しました。

このホテルは、パーム・ジュメイラ内でもウェストクレッセントの端近い場所にあるので、パームの外から来るのには、それなりに時間がかかります。勿論、パームの外に行くのも同じです。それだけこの人工島が広いというとこが言えます。

一般道からホテルのエントランスまではすぐで、高級ホテルの敷地に入ってからエントランスまでの、あの独特の緊張感は、他の豪華な5つ星ホテルと比べると、あっけないぐらいないです。

ホテルのエントランスに到着すると、ドアマンがすかさずタクシーの扉を開け荷物を取り出してくれます。チェックインの旨を伝えると、荷物はその場で預かってくれ、フロントまで誘導してくれました。この時に荷物に掛けられたタグの半券を渡されるので、なくさないようにして下さい。

エントランスからのホテル館内までのアプローチ。目の前に大きくそびえ立つ建物に比べ、入り口自体は小さいなと思いました。

ホテル入口までのアプローチは両側が水辺になっているので、陽射しが強い日でも涼しく、辺りはとても澄んだ空気になってます。

このホテルまでのアプローチには、夜になると通路の両脇にかがり火としてロウソクが設置され、日中とは違った雰囲気を楽しめます。

中に入ると、まず驚かされるのが、エントランスホールの豪華さ!!
高い天井に広いホールは、きらびやかさと重厚さを併せ持った、何ともエレガントな空間ですね。

ジュメイラ・ザビール・サライは、かつて一大帝国を築き、栄華を誇ったイスラム王朝「オスマン帝国」からインスピレーションを得て、その次代の宮廷を彷彿させる豪華でエレガントな世界観で統一されています。

エントランスホールの真ん中にある噴水のオブジェは、水と光が織りなすアートとして宿泊者をお出迎えしてくれます。

エントランスホールを見上げると、そこには三日月を組み合わせた巨大なシャンデリアと、それを吊るしている天井には、イスラム様式の繊細な細工が施されています。

あまりの豪華なエントランスホールに見とれてしまってますが、フロントは入り口を入った右側にあります。チェックインを告げると、手際よく手続きを行ってくれました。

空いてる時間なのか、担当したスタッフが優秀なのか、15時以降にチェックインしたのがか分かりませんが、かなり早く手続きが終りました。多分、今までで一番早く終わった感じがします。しかもアップグレードされるというオマケ付き!

チェックインが終わったので、さっそく客室へと向かいます。
客室階へのエレベーターはエントランスホールの左右に配置され、客室の位置によって乗るエレベーターが左右違ってきます。勿論、チェックイン時にスタッフが教えてくれます。
今回滞在した客室はエントランスホール左側(フロントと逆方向)のエレベーターでした。

豪華な通路を進むと、右手側に客室階へのエレベーターが見えます。ちょうどエレベーターの前にはスタッフがいることが多いので、迷っていると声を掛けてくれると思います。ちょうど下の写真中央右よりの辺りにいます。

では、さっそく客室階へと移動します。

客室

客室階へと到着。
エレベーターホールの周りはダーク調で、エントランスホールと比べ、かなり落ち着いた雰囲気になってます。

客室への廊下は、エレベーターホールとは反して明るいトーン担っています。木枠内のゴールドが眩しいです。また、吸音性が高いのか分かりませんが、客室階は本当に静かでした。

客室への廊下の真ん中は吹き抜けになっていて、下はラウンジとなっています。

客室へと到着。さっそくカードキーをかざし、重い扉を開けて中へと入ります。

客室に入ると中には重厚な雰囲気の廊下があり、左側にはバスルーム、右側にはクローゼット、正面奥にはベッドルームがあります。

入り口方向から見たベッドルーム。
客室内はエントランスホール同様に、栄華を誇ったオスマン帝国の宮廷を再現したかの様な壮大で華麗なインテリアになっていて、その世界観を存分に味わえます。

客室の広さ:56㎡
客室タイプ:デラックス・ダブルルーム・シービュー
ホテルグレード:5つ星

ベッドはキングサイズ。2人で寝ても十分な広さがあります。また寝心地もかなり良く、身体を包み込むような寝心地は、長旅の疲れや日中歩き回った疲れを一気に癒やしてくれるでしょう。ジュメイラ・グループのホテルは、どこもベッドの実は高いですね。

ベッド脇のサイドテーブルは丸型の小型なものなので、あまり物などは置けません。コンセントはすぐ近くにあるので、枕元で電子機器を充電しながら使うことができます。

ベッドの奥の窓際には大きな2人掛けソファーがあります。座り心地はとても良く、ゆったりと寛ぐことができます。目の前のテーブルにはジュメイラグループのホテルやアクティビティを紹介している冊子や、お得なクーポン類の冊子が置かれてました。

窓側の反対側にはデスクとチェアがあります。デスク前の壁にはコンセントが付いているので、充電しながら作業ができて便利です。

バルコニー側から見た客室内。客室は写真で見るよりも奥行きがあり、結構広いです。また、床はドバイの高級ホテルでは珍しくフローリングになっていて、歩いた時の感触も良いです。

ベッド正面の大画面テレビは、壁の木枠に埋め込まれていたので、角度を変えることはできません。

テレビ下に置かれている棚。棚の上に置いてある水やコーヒー類は無料となってますが、棚の中はミニバーとなり全て有料となってます。

ベッドルームから入り口を見た様子。ベッドルームから入り口までの長い廊下にクローゼットが、向かい側にバスルームがあります。

クローゼットなどの収納は2箇所あり、奥(入口側)と手前(ベッドルーム側)に両開きの扉が1つずつあります。

入口側の扉の中はクローゼットになってます。2人で使うには十分すぎる広さになってます。

ベッドルーム側の扉の中は棚になってます。両方合わせると、かなりの容量となってます。

このホテルは全室にバルコニーが付いたオーシャンビューの客室になってます。

バルコニーからの眺め。
今回滞在した客室は、パーム・ジュメイラの内側に面した場所で、目の前にはパーム・ジュメイラが誇る高級ヴィラ群と、その奥には高級ホテルが広がっている、何とも贅沢な眺めでした。
個人的にも、外側の客室よりも内側の客室の方がオススメです。

遠くにそびえ立つピンク色の建物が、パーム・ジュメイラ内で一番有名なホテル「アトランティス・ザ・パーム」です。(正直、ジュメイラ・ザビール・サライの方が断然良いです)。

パーム・ジュメイラの根元側には、高層レジデンスが建ち並んでいます。また、すぐ下にはプライベートプールと広々とした緑の敷地を見ることができます。

バルコニーには椅子が2脚と四角いテーブルがありますので、ここで風と波音を感じながら、ゆったりと世界一の人工島を眺めるのもいいかと思います。

バスルーム

バスルームは客室に入って左側にあります。

バスルームは総大理石造りという豪華な造りです。このホテルに滞在する理由の1つになると言っても過言ではないぐらいに、素晴らしいバスルームとなってます。

バスタブはコチラ。とにかく広いの一言です!
私は今まで多くのドバイのホテルに泊まりましたが、ジュメイラ・ザビール・サライのバスタブがぶっちぎりで広かったです。身長2mの人が2人寝そべっても余裕があるぐらい広いです!

どれぐらい広いバスタブ(と言うか、もはやバスタブという言い方もどうなのかと)なのか、分かりやすいように、ジュメイラグループのホテルで出される水(マサフィー)500mlペットボトルを置いてみました。日本人なら家族4人で入っても余裕なぐらい、とにかく広いです!!あまりの広さに、お湯が完全に抜けきるまで30分ぐらいかかりました。

ちなみに、バスタブの奥は扉となっていて開けることができ、ベッドルームと繋がっています。しかも鍵は掛けれませんので、いたずらで開けないようにして下さい。透けて見えますが、電動式ロールカーテンで視界を遮断できるのでご安心下さい。

洗面台はアンティーク調の大きなボールの1つタイプ。底が深く大きいので、周りが水ハネで濡れにくいのが良いです。

バスルームの左側にはシャワーブースとトイレがあります。シャワーブースとトイレの扉はスライド式で、1枚しかないので、片方を閉めていると、もう片方がオープンになってます。何かちょっと不思議な作りと言うか残念な作りと言うか、個人的には両方に扉が欲しかったですね。

シャワーブースはハンドタイプと天井埋め込み式の2種類です。中は明るく、お湯の調整も水圧も申し分なく快適に使えました。ただ、バスタブからは離れているので、移動には床が確実に濡れます。そして転倒にもご注意下さい。

コチラはトイレの様子。ドバイのホテルでは少ない黒のタイルのモダンな個室となってます。

とにかく豪華なバスルームですが、注意する事が1つだけあります。それはバスタブの階段です。その理由は、造りが大理石で非常に滑りやすいからです。
特に水で濡れた状態だと滑りやすく、転倒する恐れもあるので、バスタブの階段は十分に注意する様にして下さい。

Wi-Fi

Wi-Fiの接続方法ですが、とても簡単です。
基本的にジュメイラ系のホテルは接続方法が同じ場合があるので、他のジュメイラ系ホテルに泊まる予定がある人は覚えておくと便利です。(覚えるまでもないぐらい簡単ですが)

ホテルのWi-Fiに接続すると、接続画面に飛びます。

ログイン画面はジュメイラ系のホテルは基本的に英語です。
今後は日本語にも対応するかもしれませんが、現時点では非対応です。

英語のみでも接続はとても簡単です。
下の画面左側の丸で囲っている「Accept」をタップします。タップすると右のような画面に移りますので「完了」という文字が出たてタップすると接続完了となります。

Wi-Fi速度に関しては、特に速度制限などの表記はありませんので、ないと思います。では、実際にどれぐらいの回線速度なのかを測定してみました。

他のジュメイラ系ホテルと思うと大人しい数字になってます。滞在中は特に不便を感じることはありませんでした。

朝食

朝食は1階のレストランで食べることができます。
場所はエントランスホールから左側のエリア、一番突き当りの右手側にあります。入り口のスタッフに客室番号を告げると中へと案内されます。下の写真の様な場所が入り口になります。

中に入って、まず最初に圧倒されるのは、その豪華な造りです。特に高い天井に吊るされた巨大なシャンデリアが並ぶ姿は圧巻です。中の広さも結構広いです。両端の壁が鏡になっているので、視覚的にかなりの広さに感じます。

上を見上げると、豪華なシャンデリアがに目が行きがちですが、それに負けじと豪華な装飾も含めて、見応えがある天井になってます。

料理の種類はレストランの広さに比例して豊富で質も高いです。

コチラはヨーグルト類とシロップ漬けフルーツ類のブース。器にヨーグルトやフルーツ類を好みで盛り付けてもいいですし、数種類ある小さな器に入ったヨーグルトを色々と試せすのもいいですね。

コチラはパン類のブース。食事パンからデニッシュやお菓子類の甘いパンと種類は豊富に揃ってます。この中の一部にはグルテンフリーのパンもありました。

コチラはシリアル、ドライフルーツ、ナッツ類のブース。どれも種類が豊富なので色々と迷ってしまいそうです。お好きな組み合わせでトッピングして食べることができます。

コチラはスープ類やベーコン、ソーセージなどの温かい料理類のブース。この一角(写真右端辺り)で卵料理やパンケーキ類を焼いてくれるブースがあります。

コチラはサラダ類と燻製類のブース。サラダ類は葉物を中心に必要十分な種類が揃ってるのが嬉しいです。見えづらいですがフムスやピクルス類もあります。

コチラは生ジュース。種類は日によって微妙に変わるようです。この写真は手前からミント、オレンジ、アップル、パイナップルでした。

生ジュースの隣にはフルーツのブースがあります。ここでは食べたいフルーツを指定すると、スタッフが1つ1つ切り分けて丁寧に盛り付けてくれます。

最初は人は少なくゆったりとしていましたが、私が食べ終わって出る頃には結構な人でレストラン内は賑わっていました。写真は9時半頃の様子です。席には余裕はありましたが、ゆっくりと朝食を取りたいのでしたら、8時台の前半に食べに行く事をオススメします。

また、レストランからは外のテラスに出られ、そちらはテラス席になってます。

テラス席も中と同様に広いです。
陽気がいい時期なら、水際沿いに座り、鳥の囀りをBGMに敷地の緑を眺めながら、ゆったり朝食を楽しむのも良いのではないでしょうか。

食べ過ぎたら、そのまま敷地内を散歩するのも良いでしょうね。

ホテル敷地内

ジュメイラ・ザビール・サライの敷地はコンパクトで緑が多いです。敷地中央には大きなプールがあり、ビーチバーとレストランが2件あります。他にも子供用のプールもあります。

プールはホテル建物のすぐ目の前にあるのでアクセスは容易です。私が滞在した時のプールはそれほど混み合ってなく、皆さんゆったり過ごしていた感じでした。写真は早朝に撮ったので、ほとんど人はいないです。

敷地内にはいたる所で散水機が回ってました。この広大な敷地内の緑をキレイに保つには、日頃の手入れが不可欠です。ドバイは砂漠の街ですので、緑を維持するために相当お金をかけています。勿論、高級ホテルも緑を保つためにたゆまぬ努力をしてます。

この散水機ですが、突然作動することがあります。敷地内を気持ちよく歩いていたら急に作動して水を被ってしまった・・・という事もありますので、不意な散水機の作動にはご注意下さい。

プライベートビーチでは多くの宿泊客が海水浴や日光浴を楽しんでいました。パーム・ジュメイラにあるホテルのビーチは、全てパーム・アイランドの内側に面しているので、波が殆どなく、かなり穏やかになってます。

特に朝のビーチは静かで、波打ち際はとても穏やかですので、ゆったり過ごすのには最高です。

ちなみに、正面奥に見えるピンク色の建物がアトランティス・ザ・パームです。

まとめ

ドバイを象徴する1つと言える「パーム・ジュメイラ」
ここには多くの高級リゾートホテルが建っていて、ドバイでも有数のリゾートエリアになっていくでしょう。

もし、「パーム・ジュメイラのホテルに泊まるなら、どのホテルがオススメ?」と聞かれましたら、私は迷わず「ジュメイラ・ザビール・サライ」を第1候補に挙げます。それぐらいこのホテルはオススメです。

正直、パーム・ジュメイラは、他の場所への移動を考えると不便です。これは仕方がありません。逆に、その不便さを「外界へ赴く」というぐらいの気持ちにゆとりを持てる人や、豪華ホテルでゆったりと過ごすという人には、本当にオススメのホテルとなってます。

「ゆったりと優雅な大人の時間を過ごす」 
こういう言葉がピッタリな大人のホテルと言えます。 

豪華な非日常を体験するなら、この「ジュメイラ・ザビール・サライ」は、パーム・ジュメイラの中でも、抜群にコストパフォーマンが高いホテルです。

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