ドバイ(UAE)のクレジットカード利用事情のまとめ

ドバイ(UAE)のクレジットカード利用事情のまとめ

海外に行かれる方の悩みの1つが
「お金の管理」ではないでしょうか?

現金はどれぐらい必要?
カードはどの程度使えるの?
そもそも通貨は何?

等々。旅慣れてない方は元より、慣れている方でも初めての渡航先なら、必ず「どうなんだろう?」と考えたりすると思います。

ここでは、ドバイ(UAE)においての各シチュエーションごとの利用状況を説明していこうと思います。

ドバイはカード社会

海外の国々は基本的にカード社会の場所が多いです。
ドバイもまたカード社会ですので、色々な場所でクレジットカード(又はデビットカード)が使えます。
カードの使いやすさは日本より全然上です。

ただ、「カードが使える」と言っても、使えるカードと使えないカードがあります。
そこで、ドバイ滞在時にどの場所でカードが使え、使えないのか。そして、どのカードが使えるかを私自身の体験を踏まえ、各場面ごとにまとめてみました。

ドバイで使える5つの国際ブランド

クレジットカードで一般的に使われている国際ブランドは以下の5種類です。

・VISA
・MasterCard
・JCB
・American Express
・Diners

ドバイでは基本的にこれらすべての国際ブランドが使えます。
ただ「使える」と言っても、カードを利用する場所でその国際ブランドが対応しているかは別です。
「カードは使えるが、その店に使いたいカードブランドが対応しているかは別」と言った感じです。それは日本も同じですね。

また、ドバイではカード決済に「CAT端末」を使って決済する場面が多いです。
飲食店の場合はテーブルチェック(テーブルでの支払い)なので、各テーブルでの決済になります。

CAT端末でカード決済する場合、必ず「PINコード(暗証番号)の入力を求められます。
その時PINコードが分からなかったり、未対応のカード(ICチップがないカード)だと使えない場合がありますので、渡航前に必ずクレジットカードのIPNコード(暗証番号)を確認しておいて下さい

では、さっそくそれぞれの利用場面別での使用可否をお伝えしていきます。

各場面別の利用状況

ここからは、実際にどのような場所で使え、どのような場所では使えないか。
そして、どのぐらい使えるのか場面別で説明していきます。

尚、あくまでも現時点(2016年2月)での体験談を踏まえての内容ですので、今後変わる可能性はありますので、ご了承下さい。

公共の施設・交通機関等

空港

●利用可能
逆に、カードが使えない国際空港はあるのでしょうか?と言いたいぐらいです。
ただ、店によっては使えないブランドはあったりします。
VISA&MasterCardは基本使えますが、American Express、Diners、JCBは使えない場合もあります。
基準としてはPINコードがないカード(ICチップなし)は使えないかもと思って下さい。

ホテル

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●利用可能
これも空港と同じく、「使えないホテルはあるのでしょうか?」と言いたいぐらいです。
ほぼ全ての国際ブランドが使用可能です(ドミトリー等の安宿はVISA&MasterCardのみかも)。
チェックイン時にパスポートとクレジットカードの提示が求められます。これは「デポジット(保証金)」を一時的に支払うためです。
これは現地決済は元より、事前決済の場合でもクレジットカードの提示は求められます。
逆にカードがないと、デポジットがの支払いができないということで、宿泊を断られる可能性もあります。

「カードがない=経済的信用がない」
と海外では平気で判断されますので、必ず携帯していって下さい。

メトロ

●利用可能
窓口で購入の場合のみ利用可能です。但し利用できるのはVISAとMasterCardのみとなっています。
切符購入からNolカードのリチャージまでカードでできます。
ただ、メトロの券売機の場合は基本は使えますが、UAE国内発行のクレジット及びデビットカードのみ利用可能ですので、カードを使いたい旅行者は素直に窓口に行きましょう。
一部のメトロ駅にあるキオスク等の売店でもカードは使えます。

タクシー

EP-150339887●基本的に利用不可
一応、タクシーによっては各種ブランドのマークが入ったロゴがありますので使えるようにはなっているみたいです。が、今まで一度も使えた試しはありません。
支払端末は装備されていても、「これは作動してない」とか「今は有効になってない」とか言ってきます。必ず現金を用意してから乗るようにしましょう。

バス

●利用可能(ただし条件付き)
ドバイのバスに乗る時は、事前に購入もしくはNolカードにチャージしておくのが前提です。
事前に乗車券を買うかNolカードにチャージの時にカードで購入という形になるので、よって「使える」という事になります。他はメトロと一緒です。
日本みたいに車内で精算はできません。必ず事前に乗車カードを購入するか、Nolカードの残高を確認しておいて下さい。

アブラ

●利用不可
アブラは完全現金主義です。料金はAED1なので、素直に小銭を用意していきましょう。

モール・街中の飲食店等

モール

●利用可能
ドバイモールやモール・オブ・エミレーツなどの主要なモールは全ての国際ブランドが利用できます。特に有名どころの店は問題なく使えます。
ただし、一部のローカル系の店やフードコート等ではVISA&MasterCardしか使えない場合があります。

街中の飲食店

●ほぼ利用可能
ダウンタウンやマリーナの店は元より、ディラやバールドバイの店でも使えるとこがほとんどです。
使える国際ブランドはダウンタウンやマリーナにある、いわゆる「お洒落ないい店」は全て使えたりしますが、VISA&MasterCardのみの事が多いです。
特にディラやバール・ドバイの「シティーエリア」では、VISA&MasterCardのみと思ってて構わないでしょう。特に路地裏等にあるAED1~5ぐらいで気軽に買える店は「利用できない」と思って下さい。

街中の個人商店


使えたり使えなかったり
比較的大きな店は利用可能です。特に家電類を取り扱っているとこは、大丈夫だと思ってください。
小さな雑貨屋(駅のキオスクは別です)は基本的に「使えない」と思ってて、使えたらラッキーぐらいに思ってた方がいいです。
使えるブランドはVISA&MasterCardは使えますが、他のブランドは使えないと思ってた方がいいでしょう。

スーク

ゴールド・スーク

●利用可能
ここは間違いなく使えますね。
何せ人によってはかなり高額な買い物をするので、逆に使えないという方が不思議です。
国際ブランドもほぼ全て使えると思ってて大丈夫です(小さな店はVISA&MasterCardのみもかるかも?)。

スパイス・スーク/オールド・スーク

●使えたり使えなかったり
これは完全に店によります。もし使えてもVISA&MasterCardのみと思って下さい。

フィッシュ&ベジタブルマーケット

●利用不可(多分)
ベジタブルならまだしも、フィッシュマーケットの方は無理です。
機械がイカれます。仮に使えたとしても、カードが魚臭くなるのは・・・ねぇ〜

まとめ

基本的に観光で周るような場所は大体カードが使えます。
ホテルやモールならカードさえあれば不自由なく過ごすことができます。

ただ、より便利にドバイを過ごすなら、やはり2大ブランド
VISA&MasterCardは必ず1枚は持っておくことを強くおすすめします

そして、出来る限り現金は持ち歩かず、カードで決済するようにしましょう

現金はリスクになります。
慣れない通貨での支払いは、結構しんどいものがあります。いくら使ったかも分からなくなってしまうかもしれません。現地通貨を用意する必要もあります。

カードだと利用明細が必ず見れますので、どの様に使ったか一目瞭然です。
レートもカードの方がいいです。
カードの場合、紛失したり不正利用されたとしても、正当な理由があれば免責になります

以上を踏まえると、ドバイでは

「1枚以上のVISA or MasterCardのクレジットカード」
「現金は必要最低限」

が一番の構成になります。
あまり現金は持たず、身軽にスマートにドバイの街を楽しみましょう。

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