【旅行者向け】ドバイの費用はどれぐらい必要?物価と滞在費用のまとめ
「ドバイ」と聞くとまず思い浮かべるのは
「セレブな街」「金持ちな国」「豪華絢爛」
同時に「何でも高そう!」と思うでしょう。
そう、早い話が「お金がかる」!
というイメージではないでしょうか?
でも、これはあくまでもイメージです。
では、実際にドバイの物価はどれぐらいなのか?
ドバイまでの旅費はどれぐらいなのか?
滞在中ににかかるコストはどれぐらいなのか?
多くの方が疑問に思うドバイ旅行に関する費用。
その辺りを毎年ドバイに行っている私が、自身の体験と実情を踏まえお伝えしていきます。
ドバイ滞在コストは◯◯◯で決まる!
結論から言うと、ホテルのグレードと滞在エリアで決まると言っても過言ではないです。
それ程にホテルとエリアは重要になってきます。
※下記の記事で詳しく説明しています。よろしければご参照下さい
コストがかからないシティーエリアなら滞在コスト(ホテル代や食費など)が安く抑えれますが、代わりに移動コスト(交通費や時間など)がかかってきます。
ダウンタウンは中心地で便利ですので移動コストはあまりかかりませんが、その滞在コストがかかってきます。
ビーチエリアは滞在コストも移動コストもかかりますが、どこよりも優雅な滞在ができます。
ご自身が何を求め、どの様な滞在をしたいのか?
それによって選択すべきホテルとエリアが変わってきます。
では、次に実際どれぐらい費用がかかるのか?
細かく分けて説明していこおうと思います。
ドバイまでの渡航費用
渡航費用(航空券+ホテル代)の総額は個人手配だと8万円〜25万円、ツアーだと13万円〜35万円と思ってて下さい。
(ツアーの表示料金は、基本2名1室ですので、1人旅行の場合は料金☓1.3ぐらいで考えて下さい)
滞在期間はオススメなのが「2泊5日」か「3泊6日」です。
初めてドバイに行かれる方は「3泊6日」をオススメしています。
リピーターの方やショートトリップ的な旅を希望の方には「2泊5日」がいいと思います。
勿論、それ以上長くても全然いいですが、多くの人が休みを利用して行ける、現実的な日程を挙げました。
渡航費用ですが、ツアーか個人手配でも金額が違ってきます。
正直なところ、個人手配の方がドバイは安く上がります。
特にオンシーズンはツアーだと結構な金額になります。下手すると個人手配より10万円以上も高くなる事も普通にあります(私がそうですから)。また、ツアーだと10万円は下らない費用も、個人手配だと10万円以下でも比較的簡単に手配できたりします(ホテルはどちらも5つ星です)。
航空券のおおよその目安はコチラの記事をご参照ください。
ドバイはイスラム教の国ですので、必ず年1回は「ラマダン」(断食)があります。
ラマダンになると、街中の飲食店を中心に色んな店の営業時間が変更になり、日中は閉めている店がほとんどです(一応、営業している店もあります)。ラマダンは他の時期と比べると独特の雰囲気がありますので、それはそれで楽しめますが、制限されたりするのも事実です。
初めての方はラマダン時期は避けるようにした方がいいかと思います。
(ラマダンは毎年時期が違ってきますので、事前に調べるのをオススメします)。
ドバイのホテルの相場
ピンきりです。(AED150~)
多くはAED500(約15,000円)ぐらいまでで泊まれますが、「ドバイを味わった!」と思えるホテルにはこれでは泊まれません。人気エリアの人気ホテルは1泊5万、10万円は普通に行きます。
基本的な相場観として以下の様になってます。
・シティーエリア<マリーナ<ダウンタウン≦ビーチエリア
・星ナシ<1つ星<//中略//<5つ星<(7つ星)
大きくエリアで料金区分が分けられ、その中で星分けとなってます。
例えば、シティーエリアの5つ星よりも、ダウンタウンの4つ星の方が宿泊料は高いという事です。
勿論、例外もありますが、基本的な考えはこの認識で間違っていません。
また、星ですが、正直、星ナシ~3つ星は大して変わりはありません。
場所と見た目でキレイか否かでの判断になるので、あまり当てにはならないでしょう。正直、5つ星でも残念なホテルはありますし、逆に4つ星でもクオリティの高いホテルもありますので。
確実に言えることは、普通の旅行者なら4つ星以上が無難という事です。
あと、オンシーズンとオフシーズンではホテルの値段もかなり違ってきます。
オンシーズンでは1泊10数万円のホテルが、オフシーズンになると半額以下になってたりもします。
また、オンシーズンでもセールや特別料金を打ち出しているホテルもあったりします。
もし、あこがれの超高級ホテルに泊まりたい!と思っている方は、オフシーズンを狙ったり、頻繁に予約サイトをチェックするのをオススメします。
※参考記事
ドバイの物価
平均的に見ると日本とあまり変わりません。
ただし、これは現段階(2018年)の話です。
ドバイでは年々物価が上がりつつありますので、今後は日本より高いという表現に変わるかも知れません。
さて、「物価が高いか否か」をひとまとめで言うのは若干無理があります。その理由は、エリアによって物価が結構違うためです。
ディラ等のシティーエリアの物価は安いですが、ダウンタウンやマリーナの物価は高めです。
ディラではAED20(約600円)も出せばお腹いっぱい食べれるのに比べ、ダウンタウンではそれの倍以上出してお腹いっぱいになるかどうかと言った感じです(モールのフードコードでもディラの倍以上はしますから)。
生活必需品は日本より安いです。
ドバイでは、人の命に関わるものは高くしないというイスラムの教義に則り、生活必需品の一部は一定以上値段を上げない事になっています。
なので水などは物凄く安いです。500mlがAED1(約30円!!)と砂漠の国とは思えないぐらいに安いです!!
(ココだけの話、高級ホテルに滞在すれば、タダで何本も水を貰うことができます)
果物や野菜も豊富で、近海で海産物がたくさん取れるので、魚介類も豊富で安いです。
以上の事から、ホテルや中心地は物価が高い傾向にありますが、全体的に見ると意外と安かったりしますので、「平均的に見ると日本とあまり変わらない」という表現になります。
クレジットカードはドバイの色んな場所で使えます。
2018年から5%のVATが導入されて、以前より小銭を持つことが増えました。
なので、クレジットカードが使える場所では、極力カードを使っていくことをオススメします。
なお、日本円かAED(ディルハム)か聞かれた場合、
必ずAED(ディルハム)にして下さい。その方が絶対にお得ですので。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
ドバイの税金
タックスフリー。いわゆる「無税」です。
が、2018年1月1日よりVAT(消費税)が導入され、5%の税金がかかる(一部除く)ようになりました。
日本では消費税・所得税・法人税等の各種税金がありますが、ここドバイでは課せられません(2018年1月1日より5%のVATかかります)。
よく海外旅行に行って買い物をした後、空港等で行う「免税手続き」は一切する必要がありません。
街中が「TAX Free」なので、高額な買い物をすればするほどお得に買い物できます。
なので、街中では安心してグルメやショッピングを楽しんで下さい!
ただ、ホテルに滞在する場合は、10%の市税と10%のサービス料がホテルより課せられます。
あと、2014年3月31日より「宿泊税(ツーリスト・ディルハム)」という税金が課せられるようになりました。
これはホテルグレードと種類によって1泊辺りAED7〜20(AED1=28円)が必要となりましたので、ホテルをチェックアウトする時に、宿泊日数分のツーリスト・ディルハムをホテルに支払って下さい。
ドバイの交通費
日本よりかなり安いです。
タクシー:初乗りAED5(約150円)
メトロ :ZONE1 AED2.5(約70円)
ドバイは車社会ですので、旅行者は必然的にタクシー移動がメインになってきます。
タクシーの初乗りはAED5と格安で、全てのタクシーがメーター制で更にGPSで管理されているので、変な場所に連れて行かれたり、ボッタクられる事はまず無いでしょう。
タクシーを利用する時の注意点として、以下が挙げられます。
・最低利用料金「AED12」
・ドバイ国際空港からのチャージ料金
・ピークタイム料金
ドバイのタクシーは最低料金が設定されていて、どんなに距離が短くても必ずAED12は支払う必要があります。
空港から乗るタクシーには、初乗り料金にAED20が余分にチャージされます。
ピークタイムのモールからは、初乗り料金がAED5ではない時があります。
あと、一部のホテルや施設の近くには、メーター制ではない、いわゆる「白タク」もいますので、十分に注意して下さい。(エティハド航空のバス発着場にはよくいます)
Uberは使えます。
目的地までの所要時間・ルート・金額が表示されますの安心して使えます。決済もアプリ内で行われるので小銭が不要なのも嬉しいですね。
ドライバーの質と車両はタクシーとは比べ物にならないほどいい(レクサスがほとんどです)ので、積極的に使っていくことをオススメします。料金はそれほどまでに違いはありませんので、気軽に使っても大丈夫です。
※下記の記事で詳しく説明しています。よろしければご参照ください。
メトロは使用頻度によって変わります。
券売機で1回1回買って乗るか、日本と同じくICカード(Nolカードと言います)もありますので、メトロ駅近くに滞在しているたり、メトロでの移動をメインに考えている人は、ICカードを使うことをオススメします。
特にバスはICカードでしか乗ることが出来ませんので、必ずICカードを事前に購入して乗るようにして下さい。
メトロの運賃は1区間だとAED2.50、2区間になるとAED4.50になります。この値段はシルバークラス(一般車両)の値段で、コールドクラスはシルバークラスの2倍になります。
空港からの移動時などで大きな荷物を持っている人は、ゴールドクラスに乗るよう推奨されてます。
(一応、シルバークラスに乗っても問題はありませんが・・・)
ドバイの食費
食べる場所によりかなり違ってきます。
大まかな目安として、以下の順に高くなってきます。
[安い]
シティーエリアの街中の飲食店
モール内のフードコート
モール内の独立店舗
ダウンタウンやマリーナにある路面店
ホテル内
[高い]
これを基準に考えて問題ありません。
また、飲食についてですが、額面の金額は日本よりも高いと思うかもしれませんが、量が結構あったりしますので、2人以上の複数人で行った場合、結果的に日本よりも割安になる傾向があります。
昼の予算は、シティーエリアの場合AED10(約300円)から、7つ星ホテルのランチのAED500(約15,000円)まで大きな開きがあります。(もっと安くも食べれます)
夜の予算の目安は、シティーエリアの場合、AED20(約600円)から、高層階レストランでは約AED1,000(約30,000円)と、昼以上に大きな開きがあります。(正直、シティーエリアは昼も夜もあまり変わらなかったり)
ドバイの通信費
日本より安いです。
1週間以内の滞在者は結構安くなります。
ドバイは多くの旅行者と外国人労働者がいますので、パスポート1つで気軽にプリペイドSIMが買える国の1つでもあります。
ドバイには「Etisalat」と「du」の2つの通信キャリアがあります。
日本に置き換えると、「Etisalat」がドコモ、「du」がauという感じですね。
(duとauってめっちゃ似てますねw)
料金は、1週間滞在プランで、1GB利用できるデータプランがAED50(約1,500円)となっています。
通信速度も4G LTEなので問題ない速度となっています。
Wi-Fi事情ですが、街中のモールやカフェには無料のWi-Fiが飛んでいますので、屋外を散策しない人は特にプリペイドSIMを買わなくても大丈夫かと思います。日本より全然快適です。
※下記の記事で詳しく説明しています。よろしければご参照ください。
まとめ
費用を1つずつ噛み砕いてい見てみると、意外と費用はかからない事に気がついたかと思います。
「ドバイは高い!」というイメージが先行してますが、実はイメージほど高くはないんですよね。
それを知った上でドバイに行くと、よりお得に楽しめます。
この情報を元にしてドバイ旅行を計画し、是非ドバイに行ってみて下さい。
そして、周りや友人に「ドバイへ行ってきたよ!」と言ってみて下さい。
必ず「ドバイに行ってきたの!?スゴ~イ!!」と気持ちがいい反応が返ってくること間違い無しです。