海外の空港で「時間を無駄にしない」為の3つの気をつけるべき事
海外に行く時、多くの方が空港を利用すると思います。
空港は独特の雰囲気を持っていて、空港に行くだけで「旅してる」という気分になるのではないでしょうか。
また、空港は各空港ごとに特徴を持っており、一つとして同じ空港はないです。
旅行者に取って楽しい空港ですが、
ちょっとした事を知っていると、より楽しめ場所になります。
今まで空港を利用して、個人的にあまり大きなトラブルはありませんでしたが、いくつかの「気をつける点」はありました。
その中でも、特に日本の空港と海外の空港の、時間に関わる「違い」による点をお伝えして行こうと思います。
日本の常識は海外の非常識?
日本の空港はとてもキレイで規則正しい事で世界的に有名です。
私たち日本人は、それが「当たり前」と感じるでしょうが、これが海外ではどうなのか?
海外に空港に目を向けると、日本の常識では、ある意味考えられない事もあります。
ここでは、海外の空港での注意点をお伝えすると共に、実際に私が体験した失敗談をお話しようと思います。
搭乗ゲートの変更
ゲートが変わることは日本でもよくある事です。
大概は、電光掲示板かチェックインカウンターで変更したかが分かります。
これは海外でも同じです。
ただ、その度合と言うか、結構急に変わったりもします。
特に、大きな国際空港はゲートが多くあるので、運が悪いと物凄く移動に時間がかかる事があります。
さすがにターミナルは違うことは少ないですが、それでもターミナル内の端と端のゲートになったら泣きます。
私も香港国際空港で1度ありました。
香港:香港国際空港(HKG)での出来事
香港からキャセイ・パシフィック航空で中部国際空港まで帰ってくる時の事です。
チェックイン・カウンターでボーディング・パスを渡され、ゲートの位置を確認。
そのまま出国して、広い空港内で散策しながら軽く食事を済ませ、頃合いになったので、搭乗ゲートまで行ったら、何とゲートが変更されいているでは!
しかもそれがノースウェスト・コンコースから、サウスウェスト・コンコースへ変更・・・しかも割りと奥!
まだ当時は今ほど海外は慣れていない時だったので、さすがに焦った焦った(笑)
どうやら、途中でゲートが変更になった様で、空港内の掲示板を途中で確認せず、そのままゲートに行ったら変更になってたって事です。
(今思えば、多分、館内放送でも変更を伝えたかかも)
それ以来、ゲート番号はゲートの位置はしっかり確認するようになりました。
サン・フアン:ルイス・ムニョス・マリン国際空港(SJU)での出来事
プエルトリコの首都「サンファン」にある国際空港です。
セントマーチン島へ行くための経由地として利用した時のことです。
この空港は国際空港とは言うもの、小ぢんまりとした空港で、ゲートもそれほど多くはありませんでしたが、その割には北米からカリブ諸島に多くの便が飛んでいました。
JFK空港から到着し、手荷物検査を終えて、ゲート番号と位置を確認。
近くの店で軽く昼食を取って、ゲートへと行く・・・が、何故かセントマーチン行きの表示がない!
もしやゲートが変わったのか?と思い、近くの電光掲示板を見ると、確かにあっている。
だけど、相変わらずゲートは違う便名が表示されている。
「おかしい・・・大丈夫か?」と少々不安になってくる。
何度掲示板を見ても変わりない。
遅れているのか?と思い掲示板を何度見ても、表示は「ON TIME」のまま。
近くの職員に聞いても「ここだよ」と言うだけ。
出発まで30分を切った。
次第に同じセントマーチン行きの飛行機を待ってるらしき人達が、そわそわし始める。
皆さん、凄く不安そうな顔。
多分、同じ心境なんだろうな。
そして出発10分前になった時
ゲートの掲示板にパッと「St Maarten」の表示が!
「ここであってたんかい!」
どうやら後で分かった事は、同じゲートは「A」と「B」で分かれていて、表示はAが優先さていた様で、「St Maarten」と表示が出ても、他の便と交互に表示されていました。
そして、即搭乗し、即出発しました。
まぁ、こういう事もあるんだなぁ〜と思いながら、サン・ファンを後にしました。
出発・到着時間の変更
日本はとにかく時間に正確です。
もし少しでも遅れようなら、「◯分遅れまして、お急ぎのところ大変申し訳ございませんでした」と過剰なお詫びの放送が流れてきます。
これが海外の空港の場合ですが、割りとしっかりしてます。
意外かもしれませんが、これは「空港」というよりか「航空会社」によって違うと言ったほうがいいですかね。
ただ、これはあくまでも「主要な国際空港」での話です。
地方の小さな空港や、おおらかな国の空港とかの場合は特に気をつけなければいけません。
その理由は、「遅れる」ならまだ問題はありません。
そこ(空港)に到着してて出発まで「待っている」状態ですから。
これが逆に、出発が「早まったら」りしたら話は別です。
確かに出発が早まる事はありますが、当然、空港内の電光掲示板に変更時間が表示されます。早まったと行っても誤差の範囲内なのがほとんどです。
通常ならそれほど問題はありませんが、中には「揃ったから出発する」というとこもあります!
「揃ったから出発」って・・・あるの?
はい、あったんです。
ここでも私の体験をお話します。
セント・マーチン:プリンセス・ジュリアナ空港
カリブ海の「セントマーチン島」のダッチ・サイド(オランダ領)にある国際空港です。
この島は、南半分が「オランダ領」、北半分が「フランス領」という、ちょっと変わった島です。ただ、違う国と行っても、フツーに自由に行き来はできます。
ま、この島は「知る人ぞ知る」超有名な島です。
(と、言うか空港とビーチかな?笑)
この国の滞在を終えて、いざ空港へ。
出国手続きを済ませ制限エリアへ。
建て替えれられた空港は、小さいながらも、とてもキレイで快適な空港でした。
ゲートオープンまで1時間あるので、さほど広くない制限エリア内を見歩いている時と、いきなり館内放送で名前が呼び出されるではないか!
一瞬「何事!?」かと思い、パスポートでも落としたか何かか?と嫌な事がよぎる。
でも、よく聞くと「ゲートが何やら」と言ってるので、搭乗ゲートへ急いで行ってみる。
すると、皆さんゲートにはいない。
空港職員が「もう、あなた達だけだよ」と。
えっ!?まだ時間あるでしょ?
と思い現在時間とボーイングタイムを確認すると、
「もうみんな揃ったから出発よ」
とニッコリ笑った言ってきた。
えっ、マジ!?
と思いながらも、そのまま飛行機に搭乗。
そして、出発予定時間のはるか前に出発。
何かバタバタのままその地を後にした。
人が揃ってたから出発した。
何とも海外らしいですよね。
セキュリティーチェックの厳しさ
空港では、必ずセキュリティーチェックがあります。
特に国際線は、色んな国から色んな人が行き来するので、国内線より厳しいです。
実は、このセキュリティーチェック。
海外の方が日本より遥かに厳しいです。
(ここでは書きませんが、相当緩い空港もあります)
日本ではスルーするようなモノでも、容赦なく検知して「ダメ」となります。
それで、このセキュリティーチェックですが、一番引っかかりやすいのが「液体物」です。
あの「9.11」から、液体物の機内持ち込みが厳しくなり、更に昨今の世界情勢から、今はかなりシビアになっています。
これ引っかかったら、国(空港)によっては、かなり時間がかかります。
(これは、プライオリティ・レーンでも容赦ないです)
仮に引っかかったとしても、時間がある時ならまだいいですが、時間があまりない時や、ゲートまでかなり時間がかかる時などは、本当に気をつけたほうがいいです。せっかくの「出発前最後の時間」が台無しになります。
なので、機内持ち込みの荷物、特に液体物には極力注意して下さい。
ロンドン:ヒースロー空港
「ヒースロー空港は世界一厳しい」
と友人からも聞いていたので、手荷物には注意していました。
ただ、滞在先を出発する直前に、荷物に入れ忘れた物があったので、バゲッジに無造作に放り込みました。
この時のフライトはビジネスクラスだったので、プライオリティ・レーンを使用。
無造作に入れた荷物が気にはなっていましたが、「プライオリティ・レーンだから大丈夫だろう」と思っていたら、思い切り引っかかってしまった。
勿論、バゲッジのチェック。
引っかかったのは、無造作に入れた物だった。
それは何かと言うと・・・
「小分けした整髪料」でした。
ホント、直径約2㎝の無印良品の小分けケースに入れた物が、まさか引っかかるとは!!
スミマセン、舐めてました。ヒースロー空港を。
その後、再チェックを行い無事通過しました。
ただ、大幅な時間のロスとなり、更にゲートはターミナルの端に近い場所だったので、かなり急いで移動する事となりました。
ラウンジでゆっくりする暇もなく、ロンドンを後にしました。
まとめ
空港は旅行者に取って欠かせない場所です。
旅をするのには無くてはならない存在です。
空港とは、旅をする者のある意味「ロマン」が詰まっていますが、同時に多くの人が行き来する「交差点」でもあります。
楽しい旅の1ページになるか、旅をぶち壊す嫌な思いをするかは、その人の行動次第です。
より空港を楽しむためには、最低限ルールは守り、時間にゆとりを持って行動しましょう。
間違っても「誤解」を生むような行動はしない様に!
(マジ、捕まりますよ!!)