コインポケットに入る世界最小4Gスマホ「Jelly」!画面サイズ2.45インチの尖ったサイズ感は旅のお供になれるのか?
「ジーンズのコインポケットに入る」
何とも尖ったスマホが登場しました。
次々とサイズが巨大化して行くスマホ。画面が大きいほど同時に表示できる情報が多くなるし、画面が大きいほど写真や動画が見やすくなるので、画面が大きくなる事はある意味「正義」だと思います。
ただ、「スマホ=電話」という事を忘れないで欲しい。
あまりにも大きなスマホ(いわゆる”ファブレット”)で電話をする姿はある意味滑稽に思えてしまうのは私だけでしょうか?
この巨大化に「待った!」をかけたスマホが登場しました。
それが、今回ご紹介する「Jelly」です。
※登場と言っても、まだ正式には発売されていません。
皆の要望から誕生した「Jelly」
まず、このJellyの生い立ちから紹介します。
米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で5月3日出資を開始し、僅か57分で最低目標額の3万ドルに到達。その後、月末には目標額の40倍を超える112万ドルを集めるほど大注目を集めました。
これだけの短期間で目標額を達成するだけではなく、40倍もの金額を集めたという事は、単なる驚き以上に、潜在的に求められていたという事です。
単なる「小さい」じゃ選ぶ基準にはならない
個人的には、あまり物は多く持ちたくはないタチなので、必要以上に物は欲しがらない私。だが、別に物が嫌いなわけではないです。特に、こういうガジェット系は結構好きです。大概チェックしています。
ただ、「同じようなモノ」が多いので、結果的に興味を示さないだけです。余分なモノを持っても、ハッキリ言って邪魔なだけなので。
それと同じぐらい「実用的か否か」も重要です。
「小さいが使い物にならない」ってモノは、過去にいくらでもありました。いくら小さいと言っても、使い物にならない様じゃ・・・ねぇ〜
という訳で、まずスペック表を見てきます。
「Jelly」スペック表
このJellyがどういうスマホなのか?
スペック表で客観的に見ていきます。
Jelly | Jelly Pro | |
画面 | 2.45インチ FWQVGA 432×240 | |
CPU | 1.1GHz クアッドコア | |
メモリ | 1GB | 2GB |
ストレージ | 8GB | 16GB |
Micro SD | 256GBまで対応 | |
カメラ | メイン:800万画素 前面カメラ:200万画素 |
|
サイズ | 9.23 x 4.3 x 1.33 cm | |
重量 | 60.4g | |
OS | Android 7.0 | |
バッテリー | 950mAh(取り外し可能) | |
待受時間 | 待ち受け:1週間 連続:3日間 | |
SIM | デュアルNanoSIMカードスロット (FDD-LTE、TD-LTE専用/GSM専用) |
|
ネットワーク | GSM:850/900/1800/1900MHz WCDMA:850/900/1900/2100MHz FDD-LTE :Band1/2/3/4/5/6/7/12/17/19/20 TD-LTE:Band 40 |
こういうのに詳しい方から見ると、正直心もとないスペックだと思います。こうやって見ると、確かに私もそう思います。
では、この「Jelly」の何に惹かれたのか?
一番なのは、「このサイズで4G」というところです。
手のひらに収まるサイズ感
そのサイズ、僅か2.45インチ!!
iPhone 7や6sの約半分です。
コインポケットに入るという売り込みは伊達ではないですね。
多分、メイン機として使うのはシンドいと思います。
どう考えてもヘビーユースには向きません。
たが、このサイズという最大の魅力を活かすなら、
また、緊急用のスマホとしてバゲッジの片隅に忍ばせておくという使い方もアリかと思います。このサイズなら邪魔にはなりませんしね。
世界最小で4G回線が使える
このJellyのもう1つのウリは、このサイズで4GLTEが使えるという事です。
Jellyと同じようなサイズ感の小型スマホは今までもありましたが、利用できる回線は残念ながら全て3G以下でした。
ヘビーな使い方をしなければ3Gでも問題はないかと思いますが、一度4Gに慣れてしまうと、どうしても3Gのモッサリ間は気になってきます。利用できるなら4Gの方を利用したいです。
通信速度は個人的にかなり重要視します。
早いとその分、大切な時間が節約できます。
それは、日本でも海外でも同じです。
日本での使用は可能?
日本で正式に使用しようとすると、どうしても避けられないのが「技適」の問題です。
※技適=「技術基準適合証明/技術基準適合認定」
当初は、日本での発売は考えてはいなかったみたいですが、あまりにも反響が大きかったので、開発元の中国のUnihertz社は、日本での技適を取得し、日本での販売の発表を行いました。
尚、日本での販売は、ヴェルテ㈱ドゥモアが正規代理店として行う予定です。
対応言語は世界44ヶ国語で、当然日本語も対応してます。
また、対応バンド(帯域)は、日本のローカルバンド「1」「3」「19」にも対応していますので、問題なく使用できます。
気になる価格
さて、そうなると気になるのは価格です。
2017年5月28日までは早割価格が適応されていましたが、今は終了しています。
【価格】
Jelly
:14,800円(税/送料込)
Jelly Pro
:16,800円(税/送料込)
追加バッテリー単体
:9,800円(税/送料込)
カラーはブラック/ホワイト/ブルーの3色展開です。
まとめ:「使えるか否か」
このサイズ感で4Gが使えるのは、はやり大きいです。
ただ、画面サイズが2.45インチなので、使い方は限定されるのも現実です。これでブラウジングやアプリを使うのは、正直しんどいのではないでしょうか。
なので、メインは通話という形で、補助的にSNSを利用するという方法になるのかと思います。
では、このJellyは使えないのか?というと、それは違います。
個人的に思ったのは旅先で利用するというのもありますが、意外な使い方として、「通話機能付きモバイルルーター」として使用するのも面白いかと思います。
4Gの帯域(バンド)も幅広いこともありますが、このJellyのWi-Fiは意外と「802.11 a/b/g/n 2.4GHz/5GHz」とあるので、電波に強い5GHzを使えるのは何気に嬉しいです。こういう格安機で対応しているのは珍しいですからね。
勿論、テザリング対応してます。
※契約しているキャリアのプランにも依ります。
この様に、使い方はご自身で模索する形になりますが、こういうニッチな端末を求める人は、そういうのも含めて「楽しみ」としているのではないでしょうか?
人とは違った事をする。
これが、人とは違った個性になり、人とは違う価値となっていきます。
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