ホテル滞在記:ジ・アドレス・ドバイ・モール
ドバイの中心地で、最も人気のあるエリア「ダウンダウン」
そこにある世界最大級のショッピングモール「ドバイ・モール」に完全直結している、買い物好きには「最高の立地」というべき便利なホテルがあります。
それが「ジ・アドレス・ドバイモール」です。
数あるドバイのホテルの中でも、これほどまでに「買い物」という視点で見て特化しているホテルは他にはないでしょう。
今回は、この「ジ・アドレス・ドバイモール」をお伝えしていきます。
唯一の「ドバイ・モール完全直結」ホテル
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この「ジ・アドレス・ドバイモール」を語るのに欠かせないのが、このドバイ・モールと「完全に直結」している事でしょう。
ダウンタウンには多くのホテルがあります。
その中でも、ドバイ・モールと隣接していたり、渡り廊下で繋がっているホテルはありますが、完全に直結しているホテルは、ドバイの中でも、このホテル以外存在しません。(2017年8月現在)
ドバイ・モール直結という事もあり、タクシードライバーで知らない人はいないでしょう。「アドレス・ドバイ・モール・ホテル」と言えば、必ず到着すると言っても過言ではないぐらい有名です。
エントランス
タクシーでジ・アドレス・ドバイ・モールに行くと、ほぼドバイ・モールへのルートと同じです。「間違ってドバイ・モールの正面入口へ行ってしまうのでは?」と思えてしまうぐらいに、ルートが同じです。(1つ間違えれば本当に正面入口へ行ってしまいますがね)
ホテルの外観もドバイ・モールと同じ色&デザインですので、エントランスはそこまで派手ではありません。が、意外と他のホテルと思うと、来ている客層の違いが明確に分かります。結構、中東系の人が多いんですよね。カンドゥーラやアバヤを着た人が多く、逆にアジア系はほとんどいいない感じでした。いたとしても明らかに「お付のメイドの人」なぐらいです。(写真を撮るのに結構気を使いました)
なので、雰囲気が他とは違います。うるさい団体客は皆無でした。
ホテルに到着すると、ドアマンが荷物を下ろして案内してくれます。
今回はホテル側ではないので「レジデンス」と伝えて自分で向かいました。ホテル側に行っても「コチラじゃないわよ」と言われるのが分かってますからね。
さっそくホテルの中に入ると、決して広くはないが天井が凄く高いエントランスホールになってます。アドレス系のホテルは規模の割にはエントランスはそれほど広くない感じがします。入って左側がレジデンス層のレセプション、右側がホテル側のフロントとなってます。
今回滞在するのはアパートメントタイプなので(「Studio」や「1 Bedroom」となっているタイプ)、レジデンス側でのチェックインになります。
こちらはホテル側。フロントはレジデンス層のレセプションの真正面にあります。
一応、ホテル側でレジデンス側のタイプの部屋を予約した場合はホテル側でのチェックインになるかと思います。今回はバケーションレンタル、いわゆる「民泊」として貸し出されている部屋だったので、レジデンス側のレセプションでチェックイン手続きを行いました。
エレベーターはホテル側とレジデンス側では違います。
エレベーターホールの前にちゃんと「Hotel Lifts」と「Residence Lifts」と書いてあるので、間違えることは無いとは思います。こちらはホテル側のエレベーターです。基本的にチェックインしたカウンターに近い側のエレベーターに乗れば正解ですので、ホテル側でチェックインした場合は、この「Hotel Lift」を使うことになります。あ、でもホテルを通してアパートメントを借りた場合は、どうなるんだろう・・・チェックインはホテル側?それともレジデンス側?(スミマセン、ここは分かりません)。
さっそく客室階へ行ってみようと思います。
客室
エレベータに搭乗。鏡面加工に幾何学模様が施されたエレベーター内部。
この模様は、よく見ると何気にホテル内の色んな所にあります。多分、このホテルを表すデザインなんでしょうかね。この柄は個人的に好きです。客室階のエレベーターホールは意外と落ち着いています。「高級ホテル」という感じはちょっと薄い気がしますね。客室に到着。
カードキーでさっそく中へ入ると、入り口手前にキッチン、その奥にベッドルームがあります。入り口方向から見たベッドルーム。客室は全体的にサンドな色合いで、ベッド背面には絵を中心にオレンジ色の木枠が額縁の様になってます。客室の広さ:50㎡
客室タイプ:Studio
ホテルグレード:5つ星
ベッドはキングサイズ。
見た目は最初見たときはキングサイズには思えませんでしたが、計ってみると確かに横幅はキングサイズでした。ベッドは柔らかさはそれほどなかったですが、ホールド感は個人的に良かったです。
ベッドの横(前?)には1人掛け用のソファーがあります。カウチがあるのでゆったり座れて楽ですが、カウチ部分は色が色なので若干汚れてる感がしたのは残念でした。
ベッド正面にはテレビと机があります。机の前には大きな鏡があるのでドレッサーとしても使えます。机の前に鏡が付いていますが、近くにコンセントが無かったので残念ながらここでドライヤーを使う事はできません。ちなみにこの客室はテレビ台の引き出しにドライヤーが入ってました。バスルームはベッドの隣にありました。
この客室は「Studio」タイプの中でも「スタンダード・ラージ」という種類の部屋だったので、バスルームと大き目のクローゼットがついた部屋になってます。
ベッド脇のサイドテールには大きなランプが乗ってます。コンセントはサイドテールの裏側の壁面にあります。
バスルーム入り口の左右はクローゼットになってます。
客室のタイプによりますが、この部屋は大きめのクローゼットでした。
バスルームはコチラ。中は白いのでとても明るく、清潔感溢れる感じがするのはイイですね。洗面台は1個で、トイレスペースはセパレートタイプではないです。ホテルではなくアパートメントタイプなので、その辺りは仕方ないのかもしれませんね。バスタブは170㎝の人が横になって浸かるほとは広くありませんが、お湯を張ればゆっくり浸かる広さはあります。シャワールームはありません。
このアドレス・ドバイ・モールのバスルームの欠点は、このバスルームにあります。バスタブの上にシャワーが付いているタイプはよくあります。そしてバスタブの約半分をガラスの仕切りがあるのもよくあります。
ただ、シャワーの高さと角度的が問題でシャワーを使うとバスタブの外に水しぶきが飛んで行くんですよね。下手すると仕切りを伝って外に水が流れていくという事もあるので、使う時は十分注意して下さい。
バスマットをズラして置いておくと濡れて不快な思いをしなくて済みます。(と言っても注意しようがありませんが)
こちらはキッチンスペース。これも部屋のタイプによって広さや形(配置)が違います。上の戸棚に食器類があります。写真奥側から洗濯機、オープン、食器乾燥機、シンク下の収納(ゴミ箱がありました)一番手前が冷蔵庫になってます。キッチンは使う事はありませんでしたが、ドバイモールの中にウェイトローズがありますので、自炊派はそこで食材を揃える事ができ便利です。鍋類は入り口すぐ横にあります。下の戸棚にはフォークやスプーン類が入ってます。
小さいですがカウンターテーブルがあります。椅子は2脚あります。
コンセント類はコチラに集中しているので、PC等を使った作業はここでやると便利ですね。ただ椅子はそれほどよくありません。ちなみにこのカウンターですが、割と便利でした。高さや場所的にちょっとした物を置くスペースとしてよく使いました。
バルコニーからの眺め
バルコニーからの眺め。ファウンテンが見える方ではありません。
このホテルは、ホテルの建っている方角的にあまり綺麗なファウンテン・ビューにはなりません。ドバイモールの屋根越しにファウンテンを見る感じなので、仮にファウンテンが見えたとしても、見た目の印象はイマイチかと…客室からは一応ブルジュ・カリファが見えます。ただ、若干身を乗出す感じですので、見やすいと言う感じではないです。ブルジュ・カリファの全景。この通りしっかり見えます。カメラ越しにはね(笑)バルコニーから身を乗り出さないとこうやって見えない(客室によります)ので、くれぐれも危険ですので、身を乗り出して見ない様にして下さい!
勿論、客室の位置によっては楽にバルコニーから見えれることはあります。
日没直前の景色。
ドバイで最も綺麗な時間帯だと個人的に思ってます。
夕暮れの空を背景にした建物の陰影に、散りばめられた車のヘッドライトと建物の明かり。これらが織りなすコントラストが何とも素敵ですね!個人的にブルジュ・カリファとは反対側の「シェイク・ザィード・ロード沿いのビル群」が見える方が好きです。僅かな時間しか見ることができないドバイの表情ですが、機会があれば生で見て下さい。写真では伝わり切れない良さがあります。
Wi-Fi
Wi-Fiは勿論使えます。
今じゃ宿泊者は無料で使えるのは当然なぐらいに「当たり前」になってます。
ただ、アドレス・ドバイ・モールは宿泊者でなくても無料で使える様です(たまたまかな?)。他のアドレス系のホテルは無料とは使えなかったです。
接続方法ですが、説明が不要なぐらいとても簡単です。
ホテルのWi-Fiに接続すると、接続案内に飛びます。ログイン画面は英語ですが、全く問題ありません。
画面を一番下までスクロールし、「I Agree」をタップします。接続が成功すると、以下の画面が出ます。「完了」をタップすれば終了です。ね、とても簡単ですよね。フリーのWi-Fiなので速度はどれぐらいなのか気になります。
では、実際にどれぐらいの回線速度なのか測定してみました。
フリーにしてはかなり速いですね。
実際に使用してみた感じも、思った以上に快適で、滞在中は何の不自由もありませんでした。さすがはアドレス系のホテルと言ったとこでしょうか。
ドバイ・モールへのアクセス方法
さて、このホテルの最大の売りと言っても過言ではない「ドバイ・モールと完全直結」というとこです。
どうやってモールまで行くのかはそれほど難しくはありませんが、事前に知っているとスムーズにモールに行けるのでご紹介しておきます。
モールへはホテルサイドのロビー横のラウンジスペースへ移動します。ホテルサイドのフロント横。カフェとラウンジがあります。画面中央にちょうど左に向かって歩いている人がいると思いますが、正にその方向がドバイ・モールへと通ずる道です。一応、壁にこの様な案内が表示されていますので、万が一行き方は忘れても、この方向に従って行けば、ほぼ一本道で行けます。ちなみに、写真の柱とカフェの間に通路があるのが分かると思いますが、実はココから行った方がドバイ・モールへは近かったりします。
ただ、ここは「Blooming dale’s」というデパート部分に繋がっているので、ドバイ・モールの営業時間内しか行き来が出来ません。
あと、ちょうど女性向け商品(主に化粧品)売り場になっているので、結構店員に声を掛けられるので、そういうのが気になる人は避けたほうが良いかもしれませんね。
男性は、声を掛けられる事はないのでご安心を(笑)
話が少しそれましたが、カフェとラウンジの奥を曲がると、この様な場所になってます。ちょうど奥がトイレになっています。ここをそのまま通路に従って進みます。通路を進むと駐車場の様な場所に出ます。ここはドバイ・モールの巨大駐車場のエントランスの一部です。「Tne Dubai Mall」という表示がありますので、その方向に進んで下さい。モールの入り口はもうすぐソコです。若干長めの通路の先にはこの様なゲートが見えます。ここがドバイ・モールへの入り口となっています。写真をよーく見ると、正面の店のシャッターが降りているのが分かると思います。実は、ドバイ・モールは開店前にもフツーに入れるんですね。
日本では開店前のモールには入ることは出来ませんが、ドバイではフツーに入れます。勿論、多くの店舗はまだ開店前ですが、カフェなど一部の飲食店は既に営業していますので、利用できます。
営業時間内(特に週末や夕方以降)は多くの人で賑わうドバイ・モールとは違う顔が楽しめるのも、直結するホテルならではの楽しみの一つでしょうね。
ドバイ・モールとホテルを繋ぐ出入り口は、この様になってます。ホテルへ戻る場合はココを目指して来てください。ココから入り進むと突き当たりい「The Adress Hotel」とありますので、表示に従って進めば先程とは逆の道順でホテルまで行けます。と、言っても広いドバイ・モールで「目指せ」と言われても、これほど難儀な事はないと思います。
案内図で位置関係をお伝えすると、画像の右下がジ・アドレス・ドバイ・モール・ホテルになります。
ブルジュ・カリファやファウンテンを見たい場合は、右方向へ行けば近いです。以上がドバイ・モールへの行き方です。
説明するまでも無かったかもしれませんね(笑)
まとめ
ホテルがモールに直結しているという事は滞在中は何かと便利です。
買い物好きの方は勿論のこと、それほど興味が無くても、ちょっとお土産を買いに行ったり、食事をしに行ったりと、ふらっと気軽に散策ができるのが何より良いです。
特に暑い夏の時期は、通りを挟んですぐ目の前にモールがあっても、あの炎天下の中を歩いていくのは、正直至難の業(と言うか、汗だくになりながらモールには行きたくないですよね)ですので、それだけでも直結というのはありがたい存在です。
実際、8月という暑い夏の最中に滞在しましたが、この「モール直結」がどれほど便利でありがたい事かと痛感しました。
もし「何よりも買い物がメイン!」
という方は、この「ジ・アドレス・ドバイ・モール」は、この上ない選択肢になるはずです。
渋滞にも巻き込まれない。
超満員のメトロにも遭遇しない。
タクシー待ちの長蛇の列も関係ない。
開店前のドバイ・モールを見れる。
本当に一度味わったら、この利便性の高さは病みつきになります。
ただ、それは思うのは皆同じです。
ダウンタウンの便利な立地のホテルは、年間通して高い人気を誇っていますので、当然価格も高めです。
もし、ドバイへ行く日程が決まっているなら、こういう利便性が高く、人気が高いホテルは、早目の予約をオススメします。