ドバイホテル滞在記:パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ
あの世界的ファッションブランド「ヴェルサーチ(Versace)」
そのヴェルサーチが2016年11月16日、ドバイにホテルをグランドオープンさせた。
その名も「パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ」
「パラッツォ」とはイタリア語で「宮殿」を意味し、ルネッサンス期の宮殿や上流階級の邸宅を指します。英語でいう「Palace」ですね。
「宮殿」という名を冠したホテルなだけあり、当然ここは豪華絢爛。
更に「ヴェルサーチ」とあれば、どちらかと言うと派手めな装飾を思い浮かべるのではないでしょうか。
2017年2月現在、まだあまり泊まった人がいないと思いますので、
早速、レポートしてみたいと思います。
「宮殿」の名を冠する豪華なホテル
初めて泊まるホテルは、いつもテンションが上がる。
しかも、それがオープン間もないホテルとなると尚更だ。
更に、それが話題性があるホテルとなると、それらは最高潮に達するだろう。
今回のドバイ滞在では、この「パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ」に滞在するのが、ある意味メインの滞在理由だったと言っても過言ではない。
それだけ、このドバイに誕生したヴェルサーチが手がけたホテルに期待をしているという事です。
ドバイ・クリーク沿いにたたずむ宮殿
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場所はドバイ国際空港からタクシーで約15〜20分
場所的には空港に近いですが、以外に時間はかかります。
その理由は「立地」
2016年2月現在、このパラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイの周辺は開発中の場所であり、ほとんど何もありません。
そしてホテルがある周辺は一方通行が多く、一歩間違えると大幅な大回りになるからです。
更に付け加えるなら、オープンしたてのホテルは、タクシードライバーも知らなかったりします。
ドバイには大小1,000を超えるホテルがあり、それは年々増え続けています。
ドバイに来て間もないタクシードライバーは勿論の事、ドバイ歴が長いドライバーでも分からないホテルはあったりします。
なので、ドバイで新しいホテルに滞在する際には、ご自身が宿泊するホテルの場所を示す地図をプリントアウトして持っていく事をオススメします。
そうすることにより、よりスムーズに移動ができますし、ドライバーにも喜ばれます。
そこに広がるは「ヴェルサーチ・ワールド」
ホテルに到着すると、そこは「パラッツォ」というだけあり、エントランスの佇まいは壮大にして豪華。
タクシーから降りると、バゲッジ等はドアマンがすべて運んでくれます。
その時に、渡される預り証は必ず受け取って下さい。(どのホテルでも同じですが)
中に入ると、白を基調としたシックながら豪華なな空間が広がってます。
当然ながらソファーや装飾品は当然ながら全てヴェルサーチ。
エントランス・ホールにあるシャンデリアはコレまた素敵。
色といい、形といい、周囲に上手くマッチしています。
ロビーにあるソファー類は一見派手に見えますが、これが不思議に周りとマッチしてます。座り心地もよく、肌触りが良かったのも特徴的でした。
フレンドリーなスタッフとサプライズ
チェックインはエントランス・ホールの左右の奥の部屋で行います。
勿論、知らなくても「チェックイン」を告げるとスタッフが案内してくれるので、全く問題ないです。チェックインは専属のスタッフがやってくれます。
ここでウェルカムドリンクのミントティーのおもてなし。
その独特の清涼感と甘味は、移動の疲れを一気に癒やしてくれるでしょう。
テキパキと手続きを行いながらフレンドリーに声を書けてくれるスタッフ。
ミントティーを飲みながらスタッフと言葉を交わしてると、何と
「今、クリーク側のプレミアム・ルームが空いてる。ツインだけどどぉかな?」
とアップグレードの提案が!
今回予約した部屋は
「デラックス・ルーム」のヴィレッジ・ビューという一番グレードが低い部屋でした。
それが「プレミアム・ルーム」のクリーク・ビューへ。何と3ランクアップ!
(その上はスイートのランクの部屋)
ラッキー♪
勿論、即答で「Yes!!」
ちょっと期待はしていたけど、まさか本当にアップグレードされるとは。
やっぱこういうのって嬉しいですね!
さっそく客室へ移動。
移動もスタッフが案内してくれます。
エントランス・ホールの奥はラウンジとなっており、そこからは外に出れます。
外にはプールがあり、その先にはクリークが広がってます。
エントランスをロビー・ラウンジ側から見てみる。この色合好きだなぁ〜エントランス・ホールの左側にはヴェルサーチのショップがあります。
エレベーターはちょうど写真のショップの前にあります。
そのエレベーターがこれまたお洒落!
内装は濃い目の紫色。
だが、まったく嫌味はない。キレイ!
ちなみに、客室には専用のカードキーがないと上がれないシステムになってますので、
エレベーターに乗る時は、必ずカードキーを所定の位置にかざしてから階数を指定して下さい。
そんな素敵なエレベーターでさっそく客室階へ。客室階に到着しエレベーターを降りると
またしても、そこには「お洒落」な空間が広がっていました。白い壁に廊下は紫の絨毯。
この配色は一歩間違えれば「悪趣味」になりがちだが、そこは物凄く上手くまとめているのは、さすがとしか言いようがないです。
そしてほのかに漂うよい香り・・・
否が応でも期待は高まってきます。
想像以上に上質かつお洒落な客室
客室に到着。
カードキーをかざし中へ入る。
そこに広がるは
正に「ヴェルサーチ・ワールド」!!白を基調としたモノトーンの内装
鮮やかな水色のベッドカバー
手触りの良いクッション。
高い客室の天井。
客室の広さは55㎡ですが、配色やデザインのお陰でそれ以上に広く感じます。
ツインルームのベッドサイズは「クィーンサイズ」
1人で寝るには十分過ぎるほど広く、ゆったりと寝れます。
バルコニー側から見た客室。大きな戸棚とバスルームの入り口があります。
ドリンク類や冷蔵庫などは全て戸棚で隠れています。
こういう世界観を守る演出も何気に嬉しいですね。
客室奥のバスルーム
入口にはパウダースペース。
女性はこういうの嬉しいですね。
その奥にバスルームがあります。
バスルーム奥にあるバスタブは大型で、男性が横になっても十分に寝れる広さがあります。
バスルーム右側は洗面台。
左側はトイレとシャワールームです。
バスタブとトイレとシャワールームがセパレートになっているのは嬉しいですね。
ただ距離は若干離れてますが、バスタブとシャワールームが対角線上にあるので意外と移動は楽です。
バスルームから見るパウダースペース
ここは何と「女優ライト」付き!!
(写真では分かりづらいとは思いますが)ライトは結構な明るさでした。
これ、何気に女性にとっては嬉しいポイントかと思います。
広い客室の奥には大きな窓があり、バルコニーに出られます。
そこからはクリークが挑めます。
あいにくチェックインした日は靄っていて対岸はほとんど見えませんでしたが、翌日には解消されて対岸の景色はハッキリ見える様になってました。
対岸はドバイ国際空港が見え、そこから航空機が飛びだつ風景も見れます。
(見れると言っても距離的に離れているので、音は聞こえず快適です)
上質なデスクは必要最低限の広さで、位置は客室奥の窓側にあります。
客室の照明類は全てタッチパネルでの操作。ベッド脇とバスルームの入り口にあります。
カーテンの開け閉めもこのパネルで行います。
室内の食器類は全てヴェルサーチ。
写真のベッド脇にあるグラスはとても重かったです(笑)
実は、この写真からは絶対に伝えれない重要な事が1つあります。
それは「香り」
そう、客室内は何気にいい香りがしていました。
積極的な主張はしてきませんが、
どことなく存在感がある
どこからか漂ってくる香り・・・
この香りが大人の雰囲気を醸し出し、
この創り上げられた「ヴェルサーチの世界観」の最後の演出と言っても過言ではないでしょう。
嫌味がないヴェルサーチ・ワールド
最初、写真で見た印象は
「何か派手派手しいなぁー」と、若干否定的でした。
だが実際に訪れてみると、その否定的な印象は全て吹き飛びました。
高次元でバランスが取られた上質な「ヴェルサーチ・ワールド」は、鮮やかさと大人の落ち着きの両端を本当に上手くまとめられています。
もう完全に否定的な印象は微塵も残っていません。
個人的に、このホテルは「大人の女性」の方が訪れると喜ばれると思ってます。
ヴェルサーチが好きな方は勿論のこと、そうじゃない方にもオススメできる
数あるドバイのホテルで、間違いなくオススメできる素敵なホテルの1つです。
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※長くなったので後編に続く