ドバイホテル滞在記:ヴィダ・ダウンタウン・ドバイ

ドバイホテル滞在記:ヴィダ・ダウンタウン・ドバイ

ドバイの中心地で、最も人気のあるエリア「ダウンダウン」

このエリアは高級ホテルが立ち並び、多くの人が滞在するので、総じてホテルの価格帯も高くなってますが、すべてのホテルが手放しで「良いホテル」かというと、残念ながらそうではありません。

勿論、そうでないホテルもあります。
その中で「立地」「価格」「クオリティー」の三拍子揃ったホテル。
それが「ヴィダ・ダウンタウン・ドバイ」です。

今回は、ダウンタウンの中でもドバイモール徒歩圏内でありながら、価格もリーズナブルで、なおかつクオリティーが高い、この「ヴィダ・ダウンタウン・ドバイ」をお伝えしていきます。

ドバイモール徒歩圏内のオシャレな高級デザイナーズホテル

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ドバイの最大手政府系デベロッパー「EMAAR(エマール)」が手がけているホテルグループ「Address(アドレス)」

このホテル部門のリーズナブルラインとして出来たのが、この「ヴィダ」です。
ただ、リーズナブルと言っても、それはEMAARが作ったホテル。クオリティーはそこらの5つ星以上です。

そう、「ヴィダ・ダウンタウン・ドバイ」は特に「デザイナーズホテル」という訳ではありません。これは単に私が個人的にそう呼んでいるだけであり、カテゴリー的にも高級ホテルに入ります。

では何故「デザイナーズ」と呼んでいるのか?
それは、ドバイでは珍しくシンプルで洗練された都会的なデザインだからです。
このホテルに訪れた人は、一歩入るとそう感じさせられるでしょう。

エントランス

エントラスンホールはモノトーン調の落ち着いた空間が広がってます。
ドバイによくある「高級ホテル」というより「デザイナーズホテル」と言った感じですね。チェックインはエントランスホール左側奥にフロントがあり、そちらで行います。
エントランスにスタッフがいる場合は、チェックインを伝えると基本的には案内してくれます。
右側は入口のすぐ脇にソファーがあり、その奥にはレセプションがあります。
また、エントランスホール奥の吹き抜け前にもソファーがあります。こちらはロビーラウンジへ向かう通路を挟んで2箇所あります。
この吹き抜けは下階のレストランフロアにつながっているので、下階でも明るくて開放感があります。デザイン性と採光性を両立させてますね。
吹き抜け側からエントランスを見たところ。
ここには宿泊者は無料で使える自転車が2台あります。真夏はさすがに使う気がおきませんが、陽気が穏やかな冬場なら快適な移動手段になること間違いないです。
もし利用したい場合は、必ずホテルのスタッフに一言伝えて下さいね。
勝手に使おうとしても止められますから。

では、客室へと移動してみましょう。

シンプルかつ機能的な客室

客室階へ上がるエレベーターはフロント右側にあります。
エレベーターから見たエントラスンとラウンジ。正面左がエントランス側で右がラウンジ側です。仰々しさがなく落ち着いた感じが大人のホテルという感じがします。
右側に行ってみると下りの階段があり、ここからレストランに行くことが出来ます。
ちなみに朝食はこちらで食べれます。
また、写真奥に写っているのはロビーラウンジになります。ことらは後ほどお伝えします。
階段を下りて踊り場からレストランを見た様子。取り敢えずレストランはこれぐらいにして、さっそくエレベーターで上がってみようと思います。
客室階へ到着。エレベーターホールはドバイでは珍しいレンガ調のデザインになってます。あまりこういうデザインは見かけませんね。
ホールから客室へと移動。
グレーで統一された落ち着いたデザインの廊下を進み、客室へと向かいます。

客室に到着。さっそくカードキーで中に入ると、白を基調としたモノトーンで統一されたモダンな客室が現れます。

広さはドバイのホテルにしてはそれほど広い方ではありませんが、必要な機能がコンパクトにまとめられています。
客室タイプ:デラックス
客室の広さ:35㎡
ホテルグレード:4つ星

実はこのホテル、4つ星なのです。
クオリティー的には5つ星と言っても過言ではないぐらいですが、星数は「4」です。
という事は、その分価格もリーズナブルとなっている訳です。

ベッドはキングサイズ。写真で見ると狭く感じますが、サイズはキングなので1人で寝るのは勿論のこと、2人で寝ても問題ない広さです。
ベッドの寝心地はなかなか良いです。
個人的にベッド後ろにある指紋がデザインされている壁画が気になりました(笑)
ベッド脇のサイドテーブルには丸型。コンセントがすぐ近くにあるので、スマホなどを枕元で充電することができるのが嬉しいですね。
ベッド側から見た客室。1人がけのソファーとベッド正面にはテレビ、その横には鏡面扉のクローゼットがあります。
ソファーはファブリック製で見た目よりゆったりしてます。カウチがあるのでゆっくり足を伸ばして休めるのがいいです。
この客室にはバルコニーはついておらず、残念ながら外に出ることができません。
また、客室の場所によっては窓が小さかったりします。

客室からの眺め。滞在した客室は内側向きの部屋で、すぐ下がプールになっています。
このホテルはダウンタウンの通り沿いにありますが、客室ではそれを感じさせないぐらい静かです。
テレビはAir Play対応です。お手持ちのiPhoneと画面をミラーリングして大画面で画像や動画を楽しむことができますし、お気に入りの曲を部屋で流すこともできます。
テーブルにはコンセントが3箇所あるので、電源供給には困らないでしょう。また、HDMIやUSBポートもあるので、テレビをモニター代わりにすることも出来ます。
客室の入口周り。
左手前がクローゼット。その奥がトイレ。右側がバスルームとなっています。
とにかく、このヴィダ・ダウンタウン・ドバイを気に入るか否かの大きな判断材料になる箇所…それほど重要な部分になっています。

クローゼットはコチラ。
向かって左側がポット類と冷蔵庫、右側がクローゼットとなってます。
収納力は大型ではありませんが、2人で使う分には十分の容量だと思います。

バスルームがまさかの・・・扉なし!?

こちらがバスルームになります。
モダンな白い格子状のオブジェに囲まれた箇所にバスタブがあります。

これを見てカンがいい人は「!?」と思ったのではないでしょうか。
実はココ、何とベッドルームとバスルームを仕切る扉が無いんです!

入口側から見ると、このように部屋(特に入り口)から丸見えなんですよ〜!!
なので、完全に「一緒に滞在する人」を選ぶホテルになってます。

これじゃちょっとどころじゃない「気まずさ」がありますよね(苦笑)
バスルームは客室と同じく白を基調とした色合いで、とても明るくお洒落です。

バスタブはそれほど広くはありません。足は伸ばすことは出来ませんが、横の広さはそこそこあるので、窮屈には感じないでしょう。

洗面台は1つです。
洗面ボールと蛇口との距離があまりないので、手は洗いにくく窮屈な感じがしました。
こういうボールタイプの洗面台はお洒落なんですが、こういう点が個人的に好きではありません。

シャワールームはバスタブの正面にありますので、バスマット越しに一歩でシャワールームまで行けるのがありがたいです。

写真に見えるシャワーヘッドですが、これは固定式ですので残念ながら取り外すことは出来ません。あと水圧&水量ですが、若干少なめな気がします。いかがだったでしょうか?
こういうバスルームだと完全に一緒に滞在する人を選びますよね。
勿論1人なら何の問題もありませんが。

Wi-Fiは超快適!

Wi-Fiは勿論使えます。

今じゃ宿泊者は無料で使えるのは当然なぐらいに「当たり前」になってますが、ヴィダ・ダウンタウン・ドバイの場合、宿泊者でなくても無料で使えます。
しかも、意味不明なぐらいの爆速Wi-Fiが使えます!

接続方法ですが、説明が不要なぐらいとても簡単です。
基本的にアドレス系のホテルは接続方法が同じ事が多いので覚えておくと便利です。

ホテルのWi-Fiに接続すると、接続案内に飛びます。
ログイン画面はアドレス系のホテルは基本的に英語です。
今後、日本語にも対応するかもしれませんが、現時点では非対応です。

英語のみでも接続は簡単です。
まるで囲っている箇所「ACCEPT & CONNECT FOR 48H」をタップすると右のような画面に移ります。これで接続完了です。

では、このWi-Fiがどれぐらい快適なのか?
実際にスピードテストをしてみると・・・驚くほど素晴らしい結果が出ました!
もう言うことは何もありません。

ちなみに、このホテルのすぐ近くにある同じアドレス系のホテル「マンジル・ダウンタウン・ドバイ」も似たような速さです。
更に、同じダウンタウンにある同系列ホテル「ジ・アドレス・ブールバード・ホテル」はこれ以上に速かったりします。さすがはアドレス系!めちゃくちゃ金かけてますね!

もし、ドバイに来た時に、フリーのWi-Fiが使え超快適なスペースが必要なときは、アドレス系ホテルのロビー等に行ってみるといいでしょう(笑)

オシャレな朝食

朝食はグランドフロア(1階)のレストランで食べることが出来ます。
エレベーターから直接降りるか、ロビーラウンジ横の階段から下りることができます。
席数はそれほど多くないので、タイミングが悪いと席がなく待つことになる可能性があります。
朝食はドバイでは定番のビュッフェスタイルです。
種類はそれほど多くはないですが、ホテル同様オシャレな感じにまとめられてます。
ビュッフェスペースの向かって左側にはシリアル類とドライフルーツがあります。奥にはドリンクやサラダ類があります。手前はシリアルとドライフルーツ類です。
こちらはフルーツジュース、ミルク、ヨーグルト類です。ドリンク類は小分けしたボトルに入ってます。
ドリンク類の隣にはサラダとハムなどの燻製類があります。
中央にはパン、ドーナツ、パウンドケーキ類が一つにまとめられてます。
スペース右側には奥はフルーツ類とピクルスやフムス類があり、手前にはナッツ類と今話題の「グルテンフリー」食品があります。
奥のフルーツ類の棚。手前がフルーツ類で奥がフムスやピクルス類です。フルーツの種類はそれほど多くはないですが、フムスやピクルスは逆に種類が多かったです。
こちらはグルテンフリーコーナ。種類はそれほど多くはありませんが、置いているホテルは少ないので貴重です。ただ、ドバイのホテルでも少しずつ増えていってる感じがします。
一応、席はプールサイドのテラス席も利用できます。
陽気がいい冬のシーズンなら気持ちよく朝食が取れますが、夏の暑い時期はいくら朝と言えども個人的にはあまりオススメはできません。

朝食を食べるスペースが若干狭い。
これがこのホテルの数少ない欠点と言えるかもしれません。

明るく清潔感あるロビーラウンジ

エントランスホール奥にはロビーラウンジになっています。
こちらも明るくシンプルでスッキリした日本人好みのラウンジになってます。
派手さや豪華さがウリのドバイのホテルもいいですが、落ち着いて滞在したいときなどは、こういうシンプルで清潔感があるデザインのほうが個人的に好きです。
ラウンジのバルコニーからは外に出ることができます。
全面ガラス面の窓からはダウンタウンの高層アパート群が見えます。
ここはとても採光性がいいですが、北向きなので強い陽射しが入らないので、ドバイの暑い夏場でも快適に過ごせます。
ラウンジ外のバルコニー。
陽気がいい季節や夜になるとソファー席ではシーシャ(水タバコ)を楽しむ人もいます。
バルコニーからの眺め。目の前はプールになっています。
プールサイドのコテージがあり、ここで食事やシーシャ(水タバコ)と取ることができます。勿論、プールなので泳ぐことも出来ます。
昼間のプールサイドは家族連れもいてのんびりした雰囲気(?)がありますが、夜になると一変し、とてもムーディーな大人の雰囲気になります。
ダウンタウンの中心でオシャレな雰囲気という事で、滞在中はプールサイドでシーシャをしながら食事を楽しむ人が多く、プールサイドのコテージは満席でした。

夜のホテルの外観はコチラ。
ベージュの土壁風の壁面に紫のライトアップが怪しくもキレイに映えてますね。
このホテルのエントランスは通り沿いの裏側にありますが、宿泊者は表通りの通り沿いからも直接ホテルに入ることができるので、ドバイモールまで徒歩で行くのに大変便利です。
この写真中央、ちょうど「VIDA」と書かれているとこからホテル内に入っていけます。
陽気がいいシーズンなら、ここからドバイモールまで良い散歩道になります。
夏場はあまりオススメはしません。素直にタクシーを使った方が無難です。

まとめ

この「ヴィダ・ダウンタウン・ドバイ」は正直、滞在する人を選びます。
誰にでも手放しでオススメできるホテルではないです。

「豪華でドバイらしいホテル!」
というのを求めている人には、このホテルはオススメできないでしょう。
また、男性同士やそれほど距離が近くない者同士も滞在していて辛いものがあります。
(あのバスルームじゃそう思いますよね)

逆に、
一人旅で
仕事で
カップルで
夫婦で

「静かに滞在したい」
「快適なネット環境必要」
「立地のいいホテル」
「オシャレでリーズナブル」

という人が、ダウンタウンエリアでコスパ高く滞在が希望なら、私はこのホテルをオススメします。特に仕事等でネット環境が整ってる事が重要な人には間違いなくオススメです!

正直、ダウンタウンエリア内でも、このヴィダ・ダウンタウン・ドバイより安いホテルはありますが、立地がドバイモール等に遠かったり、クオリティーが少々低かったりと、何かしら欠けている部分があります。

「立地」「価格」「クオリティー」
この3つが揃っているホテルは、なかなかありません。
そう考えると、最有力候補の1つになることは間違いありません。

最後になりますが、このホテルには「うるさい団体客」はいません。
ビジネス客や旅慣れた欧米系の人が多く、アジア系の人はあまり見かけませんでした。いたとしても団体ではなく、あくまでも個人で旅を楽しんでいる人ばかりでした。

便利で、雰囲気もよく、Wi-Fiも速く、うるさい団体客もいない。
ストレスフリーで快適なドバイ滞在をご希望なら、この「ヴィダ・ダウンタウン・ドバイ」を選んで間違いないでしょう。

「ヴィダ・ダウンタウン・ドバイ」の料金一括比較はコチラ

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