エミレーツ航空、ボーイング777の新ファーストクラスを2017年11月に発表!
このサイトにも何度も取り上げられている
中東3大キャリアキャリアの「エミレーツ航空」
エミレーツ航空が、5月30日(火)に、新しいファーストクラスのキャビンを2017年11月に開催される「ドバイ・エアショー」で展示する事を発表しました。
【エミレーツ航空のメディアセンターより】
エミレーツ航空といえば、超豪華な機材と新たな試みで多くの航空ファンを魅了した航空会社なので、否が応でも期待が膨らみます。
革新的なEKのB777-300ER
エミレーツ航空は、現在、162機ものB777を保有している世界最大の運航会社であり、それをドバイ国際空港から6大陸に向けて運航しています。
エミレーツ航空と言ったら、エアバス社のA380を大量保有している航空会社としてのイメージが強いですが、実はB777も世界最大の保有数だったんですね。
では、どんな内容なのか?
あまり多くは出てませんが、分かる範囲で説明していこうと思います。
新しい座席配置のファーストクラス
私が最初に惹かれたのは、このファーストクラスの写真です。
真ん中に通路、その両側にプライベート・スイートタイプの客室があります。
エミレーツ航空の新しいボーイング777-300ERに搭載されるファーストクラスの座席レイアウトが、何と「1-1」(!?)で、全6座席の「プライベートスイート」タイプになります。
ボーイング777-300ER(以下B777)というと、あの「ジャンボジェット機」で有名なB747の後継機の位置づけられる機材なので、当然大きくて広いです。
現在、エミレーツ航空のB777のファーストクラス(プライベート・スイートタイプ)の座席レイアウトは、全て「1-2-1」となっており、十分な広さが確保されています。
そう考えると次期B777-300ERはのファーストクラスは、そのスペースを十二分に使った、物凄く贅沢なクラスになるのかと考えられます。
就航予定都市は?
さすがにまだ現時点では発表されていませんが、おそらくロンドン路線に1機は導入されるかと思います。
現在、エミレーツ航空のロンドン路線は、ヒースロー空港は1日6便、ガトウィック空港が1日3便が飛んでおり、全て機材はA380となっています。
ロンドン路線(特にヒースロー空港)はエミレーツ航空を始め、各航空会社が最も力を入れている路線の1つとなっています。なので、新しい777-300ERはロンドン路線に1機が導入され、それまでのA380はスライドして他の路線に周るのではないかと予想してます。
再設計されたビジネス&エコノミークラス
今回の新しいボーイング777-300ERは、完全に再設計されたファーストクラスに加え、ビジネスクラスとエコノミークラスのキャビンも新たな機能が追加される様です。
その詳細は現時点では分かりませんが、おそらく2016年に発表された新しいビジネスクラスが採用されるのではと思っています。いずれにせよ、期待は裏切らないかと思います。
(いい意味で裏切って欲しいかなと思います)
新たな機材に自信みなぎる
エミレーツ航空社長のティム・クラーク氏は、次のように述べています。
Our products and services across cabin classes are continually improved and enhanced. But what our customers will see on Emirates’ new 777s starting from November, will be a much bigger revamp that takes our onboard experience to the next level. All cabins will sport a totally fresh new look. We are excited to showcase the results of years of planning and development invested into our new First Class offering, and our overall Emirates 777 experience. More details will follow, watch this space.
「当社の製品とサービスは継続的に改善し強化しています。
新しいB777は11月から就航する見通しで、すべてのキャビンはまったく新しくなっているので期待してね!」
的なことです。
当たり前ですが、「期待してろ!」以外の言葉は無いでしょうね。
エミレーツ航空の試み
エミレーツ航空は常に斬新で革新的な事を行ってきました。
2003年に商用航空機で初めて「プライベートスイート」というコンセプトを開拓し、ファーストクラスでの旅の新しい基準を確立したのは記憶に新しいと思います。
A380機内のシャワールームと機内ラウンジを始め、多くのエンターテイメント、機内Wi-Fiサービスの提供と、常に新しい要素を取り入れて人々を驚かせてきました。
この実績は、多くの航空会社にも波及し、取り入れられている事を考えると、このエミレーツ航空が起こした「イノベーション」は航空業界として大きな成功事例として間違いなく刻まれたでしょう。
それが今日では、他の航空会社にも波及し、ラクジュアリーなクラスとして提供されています。
最近は、エティハド航空が「レジデンス」クラスと投入したり、カタール航空が新機軸のビジネスクラスを発表したりと、エミレーツ航空以外の話題が多くなってきてます。
勿論、この航空会社は業績はすこぶる好調です。
ただ、やはりこの航空会社には、何かしら期待をしてしまいます。
新しいB777-300ERがどんな内容になるか?
今から楽しみです。