市内観光名所:「ドバイの起源」というべきバスタキヤ地区とアートなカフェを巡る
ドバイはここから始まった!
日々成長を遂げていくドバイ。
常に進化の渦中にあり日々変わりゆく街の姿。
そのドバイでも唯一変わらない場所があるとすれば、それがオールド・ドバイ「バスタキヤ(Batakiah)地区」だろう。元は街を流れるクリーク(運河)を中心に中継交易で発展していったドバイ。
その発祥地であったこのバスタキア地区は、正に「ドバイの原点」と言える場所だろう。
ここは19世紀の建物を修復・改装し、ドバイの歴史的建築物の保護地区として古き良きアラブを味わえるエリアとなっています。
目の前に広がるは「時を超えた異世界」
このエリアに足を踏み入れ一歩路地を曲がると、そこに広がるのは完全な「異世界」が待っている。
サンドベージュで統一された高い壁。
迷路のように入り組む路地。
バードギール(風採り塔)と呼ばれる天然の冷却装置を持つ独特の建築様式。
太陽の光と影が織りなすコントラスト。
自分がどこにいるかさえ分からなくなる。
それは「場所」なのか
それとも「時間」なのか
はたまた「どの時代」なのか
ふと見上げると、そこには大きなバードギールが・・・
「現代なのか?それとも過去なのか?」
タイムスリップした錯覚を味わえる不思議な場所。
それがバスタキヤの魅力の1つと言えよう。
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古き文化と新しき文化の交流
バスタキヤ地区は単なる伝統建築の保護地区ではないです。
地区の中には、伝統建築を改装したお洒落なホテル、カフェ、レストラン、アートギャラリーなどがあり、異文化交流もできる場所となっています。ここでは旅行者向けに様々なプログラムが開催されており、ドバイの歴史や生活習慣、イスラム教などを学ぶことができます。
またローカル(地元の人)とも気軽に交流ができる数少ない場所(ドバイは8割以上が外国人)ともいえるでしょう。
アートギャラリーではカリグラフィー(アラビックの書道)を体験できたり、アラビックの名前を書いてもらえたりもします。
なお、金曜日はイスラムの休日なので、ほぼ日中店は閉まっています。
行くなら金曜日以外をオススメします。
夏場はかなり暑いので、行くなら夜がオススメです。日中に行くなら必ず水を持って行き、こまめに水分補給を心がけて下さい。
もし「水分を忘れちゃった!」という方。大丈夫です!
バスタキアにはお洒落なカフェが数件ありますので、そちらで涼を取りながら喉を潤せます。
今回は、そのうちの1つで、最もアート感あふれたカフェ「XVAギャラリー・アートホテル&カフェ」をご紹介します。
天井から手足が!?伝統的建築とアートが融合するお洒落なカフェ
バスタキヤを散策すると、このような看板を見つけると思う。大概は看板や何やら奇抜なオブジェがあったりするので、通り過ぎても印象に残りやすいハズ。
場所は大体この辺り。
(XVAカフェの位置はあってますが、Orient Guest Houseの位置は違ってますね)
入口から入り小さな通路を通り抜けると、まず目に入るのが、中央の存在感のある大きな木!
その木の周りにはテラス席が広がっています。
そしてアーティストの作品が至る所に存在をアピールしてます。
何ともお洒落なメニューブックとランチョンマット。こういう細かな演出は何ともイイですね。本来なら定番のミントレモネードを頼むのでしょうが、定番すぎるのが嫌なので、りんご好きな私は「アップルアイスティー」を頼みました。
もう1品はオススメとあった「ホムメイド・レモンシャーベット」を。
このカフェ内にはアートショップが併設されており、ここでしか買えない一点物があったりするので、変わった物をお土産にした方には良いかもしれませんね。
また、ここは「XVA gallery art hotel&cafe」とある通り、ホテルでもあるので泊まることができます。
ここの客室は各部屋ごとに違ったアート作品とそれに合った家具が並べられているのが特徴で、正に「アートホテル」という名の通り、アートに囲まれた場所といえます。
同じバスタキヤ地区にある「オリエント・ゲストハウス」は「トラディショナル」なのに対し、「XVA ギャラリー・アートホテル&カフェ」は「ポップモダンテイスト」と、完全にテイストが分かれているのが人気の理由ですかね。
双方とも客室数は少ないので、泊まってみたい方はご予約はお早めに!
ここに来たら「次回はここに泊まってみたい!」
と思わずにはいられない魅力的な空間が広がっています。
雰囲気のいいカフェでのんびりしていると、時間がアッという間に過ぎてしまうのは、どの国にいても同じこと。そろそろ時間なのでアートカフェを後にすることに。
出入り口に差し掛かると、ふと頭上に違和感を覚えた。
思わず見上げると、そ、そこには、何と!!??
ひとがぁーーーー!!!!
アートですね(笑)
イイね、こういうの好き♪
最後まで楽しまさせてもらいました。
古さと新しさに触れる魅力たっぷりなバスタキア地区。隅々まで楽しみましょう。
まとめ:「ドバイ」という街の懐の深さ
たくさんの人々が行き交う街
近代的なビルが次々と建ち並び、それが織りなす摩天楼
急速に進む未来への歩み。
これが「ドバイ」ではないだろうか。
雑然とした生活感あふれる街
伝統的な建物が織りなす、静けさ広がる異空間
伝統を重んじると同時に新たな文化を生み出す力。
これも「ドバイ」ではないだろうか。
この両極端がドバイの魅力でもあり、懐の深さだと私は思う。
「ドバイを深く味わいたい」
そう思ったなら、このバスタキヤ地区に訪れるといいでしょう。
もしメトロでバスタキヤに来る場合、最寄りのメトロ駅「Al Fahidi」はドバイのメトロには珍しく、小さいながら地下街のようになっているので、そこで水分を買うこともできます。