ドバイホテル滞在記:アトランティス・ザ・パーム

ドバイホテル滞在記:アトランティス・ザ・パーム

ドバイにある世界屈指の人工島「パーム・ジュメイラ」
ここには多くの高級ヴィラが建つ超高級居住区となっています。

また、同時に多くのホテルも建っています。
その高級エリアの中に建つホテルの中でも、ひときわ目立ち最も有名な大型リゾートホテルと言えば、間違いなく「アトランティス・ザ・パーム」です。

今回は、この「アトランティス・ザ・パーム」をお伝えしていきます。

パーム・アイランドを代表する高級リゾートホテル

「アトランティス・ザ・パーム」は巨大な人工島「パーム・ジュメイラ」の一番先端に位置し、この人工島にできたい一番最初のホテルとして、ドバイではまず知らない人はいないぐらい超有名なホテルです。

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場所はドバイ国際空港からタクシーで約45分の場所にあります。

この人工島があるエリアは「マリーナ」と言われ、巨大な人工の入江沿いに多くの高層高級レジデンスが立ち並び、オシャレなショップやレストランも多くあるので、ドバイでも住むの便利な人気の居住エリアとなっています。

居住者にとって住みやすいという事は、同時に旅行者にとっても快適な場所とも言えます。なので、マリーナエリアには多くのホテルが立ち並び、特に外資系の有名ホテルが多く存在しています。

その中でもパーム・アイランドにあるホテルは別格と言えます。
ある意味ドバイで「最も外界と遮断された空間」と言える場所となっているので、確かに不便さはありますが特別感は最も高いです。

エントランス

まず最初にお伝えする事が1つ。
アトランティス・ザ・パームのホテルサイドに入る場合、セキュリティーに止められますので、ホテルの宿泊者という事を伝える必要があります。特にホテルのバウチャー等の宿泊する証明を求められることはありませんが、一応すぐに見せれる様にしておいた方がいいです。

ホテルのエントランスに到着すると、ドアマンがすかさずタクシーの扉を開け荷物を取り出してくれます。チェックインの旨を伝えると、そのまま荷物を持ってフロントまで誘導してくれます。

エントランスは時間帯によっては多くの人がいたりして対応がなされない場合があるかと思いますが、その場合はレッドカーペットをズカズカ歩いて中に入っちゃって下さい。スタッフが多いので多分そんな事はないとは思いますが・・・私ならそうします(笑)

エントランスから中に入ると、まず目に入ってくるのが、正面にあるアトランティス名物のヤシの木と水を掛け合わせイメージした巨大なオブジェです。写真では分かりづらいですがとても大きいです。

フロントはエントランス入ってすぐ右側にありますので、そちらでチェックインを行います。
カウンターはかなり多くありますが、チェックインは入口に近い側にあります。下の写真のちょうど右側のえんじ色のカーテンがある辺りになります。

そのチェックインですが、時間帯によってはかなり混雑しています。私が到着した時間は12時半頃でしたが、チェックイン手続きをしている宿泊客やこれからチェックインをするだろう人が多くいました。

ただ、チェックインの時以上に混雑するのが、チェックアウトの時です。多くの宿泊客が一気にチェックアウトするので、フロントどころかエントランスホール全体が多くの人で溢れかえります。特にチェックアウト時間ギリギリの12時頃には、多くのチェックアウト手続き待ちの列ができるぐらい混雑します。
もし、次の予定があるようでしたら、早めにチェックアウトだけしておくことを強くオススメします。

チェックイン手続きが終わると、スタッフからビニールのネームプレートが貰えます。敷地内にいる時はこれを掛けるか持って行動するようにと言われました。

これを掛けていればホテルのゲストだということが一目で分かるので、セキュリティーにいちいち止められなくなり、スムーズに行動できます。色は客室のグレードによって異なっており、ゴールドのプレートはクラブフロアを利用できる人です。

アトランティス・ザ・パームは「East Tower」と「West Tower」の2つの棟に別れています。チェックイン時にスタッフがどちらか教えてくれます(右側とか左側とか方向を指してくれます)ので、それに従って下さい。

一応、エントランスホール入り口を背にして左側がEast Tower、右側がWest Towerになります。East Towerの方には水族館がありますので、それがある方はEastと思って下さい。

ま、下の写真の様に大きく「WEST TOWER」と各棟への通路には書いてありますので、間違えることはないと思います。

West Towerへと通じる通路。こちらは片側がガラス張りになって敷地内の緑が見えるようになってます。East Towerの方は両側がショップになっています。

通路を真っ直ぐ進んでいくと小さなホールにたどり着きます。ここの一角がエレベーターホールとなっています。

「◯◯ Tower Lifts」と書いてある場所がエレベーターです。
初めてくると少々分かりづらいですが、この場所には必ずセキュリティーがいますので聞くと教えてくれます。多分、キョロキョロしていると親切に声をかけてくれると思います。

客室階へ到着。
エレベーターホールには窓があり明るいです。朱色の地に派手な模様の絨毯は海の生物をモチーフとしたデザインになってます。

エレベーターホールを出ると客室へと繋がる廊下は3方向に伸びています。早速今回滞在する客室へと移動。

客室

客室に到着。さっそくカードキーをかざして中へと入ります。
中は入口左側にはクローゼットとバスルームがあり、奥には明るく日が差し込むベッドルームがあります。

入口側から見たベッドルーム。
「アトランティス」という事もあり、白と薄いグリーン系をベースとした客室は、どことなく「海」を連想させる配色になってます。窓はそれほど大きくはありませんが採光性は高く、室内はとても明るかったです。
客室の広さ:45㎡
客室タイプ:オーシャンキングルーム
ホテルグレード:5つ星

ベッドはキングサイズなので2人で寝ても問題ない広さですが、若干縦の長さが短い気がしました。ベッドの寝心地は申し分ないぐらいよいですので、長旅を終えてホテルに着いた状態でベッドにダイブしたら、初日を無駄にしてしまう事を覚悟して下さい。

ベッド脇のサイドテーブルは四角いタイプです。コンセントはサイドテーブルの裏側の壁に付いているので、枕元でスマホやPCなどを充電することができます。

ただ、コンセントを利用するには、サイドテーブルを前に少し出さないと使えない(変換プラグを使う場合は特に)ので、少々不便です。

ベッド奥に窓側には1人がけソファーが1脚あります。オットマン付きなので脚を投げ出してゆったりとくつろぐことができます。またサイドテーブルも付いているので、ドリンクを飲みながらもくつろげるのがいいですね。鮮やかなグリーンの色も部屋とマッチしていいです。

客室奥の窓側から見た客室。こうやって見ると意外とシンプルな作りだなと思いました。

反対側の窓側には大きなデスクとチェアのセットがあります。デスクは見た目よりも大きく重厚感がります。コンセントはデスク下の壁際にあります。

ベッドの正面には引き出しがやたら付いている収納(?)テレビ台(?)と、その上にテレビがあります。今まで泊まった5つ星ホテルの中でも、一番拍子抜けするテレビ周りだなと正直思ってしまった・・・

ベッドルームから客室入口を見た様子。バスルームとクローゼットは客室入り口側にあります。両方共右側にあり、すぐ手前にクローゼット、その奥にバルスーム入口、一番奥の入口すぐ横にはミニバーなどがあります。

順番にクローゼット。若干固めの両開き扉を開けると中は意外とシンプルな作りで、それが結構なスペースを生み出してます。2人分の荷物ぐらいなら問題なく入る容量ですね。

次にバスルーム入口。ここからでも分かる通り、中は結構明るいです。バスルームは薄暗いより明るい方がいいですよね。ただ・・・手放しでは喜べないんですよねぇ・・・

最後に客室入口すぐ横。こにはミニバーと電子ケトルがあります。こんな入口すぐ横にあるのは今まで多くのホテルに滞在した私でも初めての経験です。

バスルームの様子。はい、これが明るい理由です。そう、ベッドルームと繋がっているんです!!こういうのって、ホント余計なお世話ですよね。

洗面台は1個です。ドバイのホテル(と言うかほとんどの海外のホテル)のハンドソープは基本的に小さな固形石鹸が備え付けられていますが、アトランティスはポンプ型のボトルに入った液体のものでした。個人的にはコチラのほうが好きです。

バスタブは広さも深さもあまりありませんので、お湯を張ってゆったりと浸かるという利用目的では作られてない感じがします。正直、かなり中途半端な感じがしてなりません。

扉は勿論閉めることができますので、安心してバスルームをご利用下さい。
多分、2人で滞在する場合は、常にここを閉めておく事がオススメです。トイレもあることですしね。

ベッドルーム側から見たバスルーム。この様に扉を開けている状態だと中が丸見えですが、バスルームはベッドルームから光が入って明るいです。

扉を閉めるとこの様な状態になります。開いていると落ち着かない人は閉めておいた方がいいかも知れませんね。

トイレとシャワールームはバスルーム入った左側にあります。シャワーはハンドタイプと固定式タイプがあります。水圧の方は思ったより弱かったです。

客室内から見たバルコニーの眺め。カーテンの先にはバルコニーにある2脚のチェアと小さな円形テーブルがあり、その先にはアラビア海が見えます。

今回滞在した客室は3階という事とパームアイランドの外側に面した客室だったので、眺めはシンプルな海の眺めだけでした。

パームアイランドの形がよく分かる内側がいい場合は、「パーム◯◯ルーム」の様に「パーム」という言葉がつく客室を予約するといいでしょう。

Wi-Fi

Wi-Fiの接続方法ですが、とても簡単です。
基本的にジュメイラ系のホテルは接続方法が同じ場合があるので、他に泊まる予定がある人は覚えておくと便利です。(覚えるまでもないぐらい簡単ですが)

ホテルのWi-Fiに接続すると、接続画面に飛びます。

アトランティスのWi-Fiログイン画面は基本的に英語です。
今後は日本語にも対応するかもしれませんが、現時点では非対応です。

英語のみでも接続はとても簡単です。
下の画面左側の丸で囲っている「Accept」をタップします。タップすると右のような画面に移りますので「完了」という文字が出たてタップすると接続完了となります。

まず、下の写真左側の画面が現れます。
宿泊者の場合は「IN HOUSE GUESTS」の方になります。次に「I accept the terms and conditions」の箇所にチェックを入れて「LOGIN」をタップします。

タップすると右側の画面に移りますので、丸で囲ってある「OK」をタップした後に右上の「完了」をタップすると接続完了となります。

Wi-Fi速度に関しては、特に速度制限などの表記はありませんでしたので、実際にどれぐらいの回線速度なのかを測定してみました。

かなり素晴らしい速度でした!
これなら何の不自由もストレスもないでしょう。勿論、私の滞在中には動画だろうが何だろうが快適に利用できました。

エントランスホールとプールと敷地内

昼間のエントランスホールは多くの人で賑わっています。
中心にある巨大なオブジェを背に記念撮影している人もいれば、ソファーで寛いでいる人も入れば家族や仲間とお喋りしている人もいたりと、いつも活気づいていました。
ただ、人が多いのが苦手な人や、ゆっくりと過ごしたい人には少々落ち着かない感じがすると思います。

エントランスホール入口奥にある巨大な窓ガラスから外を眺めると、巨大な水槽の先にプールが見えます。

エントランスホールの両脇から外へ出ることができます。ここから階段を降りたすぐ先にはプールがあり、プールの脇の道を抜けていけばビーチまで行くことができます。

外から見たエントランスホール。円形の建物がソレです。ちなみにこの上の方にはロイヤルスイートルームがあります。

プールは広くいつも多くの人で賑わってました。ゆったりとプールサイドで過ごしたいという人には賑やかに感じるかなと思います。写真はあまり人がいないだろう時間帯(朝食後)に撮ったので人は少ないです。

手入れが行き届いた敷地内へは色んな場所からアクセスできますので、ブラブラと散歩して熱くなってきたらサッと屋内へ入って涼みながら客室へと戻ると言った感じで、気軽に散策する事ができます。

夜のエントランスホールは昼間と思うと静かです。昼間の明るく開放的な雰囲気から間接照明が大人の雰囲気漂うホールになってます。ただ、昼間ほどではないですがやっぱり人はそれなりにいます。

朝食

アトランティス・ザ・パームの広い敷地内にいくつものレストランがあるので、どこで朝食が食べれるか必ず把握しておいた方が良いです。

私が滞在した時は、どのレストランで何時から朝食が食べれるのか、チェックイン時にスタッフが教えてくれました。ちょうどアトランティスの冊子が貰えますので、それを使ってどのレストランでどこにあるか丁寧に教えて貰えました。
 【写真】
今回は朝食なしのプランを選択しましたが、やはり朝食が食べてみたくなったのでチェックイン時にスタッフに聞いたところ、チェックイン時に事前に頼めばディスカウント(約15%オフ)されるとい事なので、ついでにオーダーしました。

朝食の場所はWest Towerの1階にあります。
私の客室はWest Towerだったので、そのまま1階(ロビーがある階の1つ下)に降りて案内通りに進みます。

「Saffron」という名前のレストランが目的のレストランです。多分、近くにセキュリティーの人がいるので聞くと教えてくれます。

レストラン内は結構広く、座席も多くあります。
私が行った時間(8時ちょい過ぎ頃)には既に多くの人で賑わっていましたが、席の余裕はまだまだありました。食べ終わって出る頃(9時頃)にはかなり多く入口にも受付待ちの人の列がありましたので、早めに朝食に行くことをオススメします。

料理は多方面から多くの宿泊客が来るので、種類も多国籍な感じがしました。その中でも印象としては中華系が多かったです。

一応、和食もありました。内容は変な寿司と盛りそばです。ま、あまり期待せず他の料理を食べることをオススメします。

水族館と併設するモール

East Towerの廊下を真っ直ぐ進むと、突き当りにアトランティス・ザ・パームの売りの1つ巨大な水族館「ロストチェンバー」があります。

廊下を進ん先にあるロストチェンバーに到着。2階部分から見下ろしていますが、かなり巨大です。下の階(1階)へは左側にある階段で下りれます。

間近まで行くとその大きさがよく分かります。
開業当時は一般客もここまで入ってくることができましたが、今では宿泊客かホテル内のレストランを予約している人しかコチラに入ることはできません。

水の中の古代遺跡を彷彿させるデザインは、海底深くに沈んだ伝説の大陸「アトランティス」をモチーフにして作られています。この水槽内には65,000匹もの魚が泳いでいます。




ロストチェンバーを抜けた先には、アトランティス・ザ・パームに併設されたモールと、アクアベンチャー・ウォーターパークなど他のアトラクションに繋がる通路があります。こちら側にはビジター用の入口もありますので、一般の人でも入れますが、ロストチェンバーを含むホテル内には入ることができません。

モールはそれほど広くはありませんが飲食店やお土産屋があります。ホテル内のレストランよりかカジュアルで料金も安いので、節約したい人や軽く食べたいという人はコチラのレストランを利用するといいでしょう。

モール側からホテルに戻る場合は、ホテルの滞在者という事を知らせないと入れてもらうことができません。必ずチェックイン時に貰ったストラップを持ち歩くか首に掛けておいて下さい。

East TowerはWest Towerに比べるとショップが多くモールや水族館やプールに近いので、よりアクティブに過ごしたい人向けになっています。

まとめ

アトランティス・ザ・パームはドバイでも珍しい水のウォーターテーマパーク&リゾートホテルです。

宿泊客はロストチェンバー水族館とアクアベンチャー・ウォーターパークは無料で何度も体験することができ、他のアトラクションも割引料金で楽しめたりできるので、家族連れは1日中楽しむことができます。

レストランも多くあり、ホテル内で全てを完結するという使い方が十分にできるだけの規模があります。

ただ、唯一の難点はパーム・ジュメイラにあるので移動に不便という事です。他のエリアへ観光や、ドバイ・モールなどに買い物に行くのにはそれなりの時間とコストがかかってしまいます。これは立地上仕方がない事なので、その辺りは割り切って考えるしかないです。

とは言うもの、タクシーで移動してもそれほど驚くようなコストがかかる訳ではありませんのでご安心下さい。参考までに、アトランティスからダウンタウンまでは大体AED60〜70ぐらいで行けます。

あと、個人的には立地よりも人の多さに目が行きました。
とにかく人が多い(特に中国人)ので、ゆったりと静かにリゾートを満喫したいという人には向かないかも知れません。

それよりも、家族や仲間たちと一緒にこの巨大ウォーターテーマパークを楽しむ!そして豪華なリゾートを満喫する!という人にはもってこいのホテルと言えます。

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