ドバイホテル滞在記:マンジル・ダウンタウン・ドバイ(その2)

ドバイホテル滞在記:マンジル・ダウンタウン・ドバイ(その2)

ドバイの中心地で、最も人気のあるエリア「ダウンダウン」

このエリアは高級ホテルが立ち並び、多くの人々が滞在するエリアなので、総じてホテルの価格帯も高くなってます。
だが、すべてのホテルが手放しで「良いホテル」かというと、残念ながらそうではありません。

そんな中「立地」「価格」「クオリティー」の三拍子揃った「隠れ家的なホテル」があります。それが「マンジル・ダウンタウン・ドバイ」です。

かつては特徴あるバスルームの関係で、泊まる客を選んだホテルでしたが、今は誰もが気軽に泊まれる素晴らしいホテルになりました。

今回は、ダウンタウンの中でもドバイモール直近でありながら、価格もリーズナブルで、クオリティーも申し分ないホテル。

「マンジル・ダウンタウン・ドバイ」をお伝えしていきます。

ドバイモール徒歩圏内のオシャレな隠れ家的ホテル

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かつては「カマルディーン・ホテル」という名で、まだドバイ・モールやブルジュ・カリファが建設中の頃から営業している、ダウンタウンでは老舗と言えるホテルです。

後に、ドバイの最大手政府系デベロッパー「EMAAR(エマール)」が手がけているホテルグループ「Address(アドレス)」のリーズナブルラインとして傘下に入り現在の「マンジル・ダウンタウン・ドバイ」になりました。

カマルディーン時代から、その小回りの利いたアットホームなサービスには定評があり、ドバイ・モール直近にありながら、周囲にとけ込む「隠れ家的存在のホテル」と言えるホテル。それがこの「マンジル・ダウンタウン・ドバイ」と言えます。

エントランス

ホテルに到着すると、ドアマンが荷物を降ろしてくれ、チェックインを伝えるとフロントまで案内してくれます。

それほど広くはない入口から中に入ると、
エントラスンホールは白系とウッドでまとまられた落ち着いた空間が広がってます。
ホールの奥が中庭になっているので、光が差し込んでと言った感じです。

中央の円形ソファー右側にフロントが、左側と奥にロビーラウンジが、その外側には中庭&オープンテラスになってます。
入口右側には大きなテーブルの上に花が生けてあり、花と壁とのコントラストが鮮やかでキレイでした。
フロントは入口を真っ直ぐ進み、中央に円形状のソファーがある場所の右側にあります。チェックインはここで行います。奥が中庭になっているので自然光が入りとても明るいです。
ロビーラウンジはこちら。それほど広くはありません。
一応は外(中庭)のオープンテラスも利用できます。

中庭のオープンテラス。テラスの上には日よけがありますが、日中は陽気がいい冬場でないと利用するのはキツイですね。ここでは食事以外にシーシャ(水タバコ)も楽しめます。

中央の円形ソファーからエントランスホールを見た様子。
必要以上の派手さはないですが、シンプルながら上品にまとめられています。落ち着いた「大人のホテル」という感じがします。

客室階へ上がるエレベーターはエントランスホールの右側、ちょうどフロントの裏側辺りにありますので、さっそく客室階へ上がってみることにします。

客室

客室階へ到着。エレベーターホールには壁の一面が窓なので、とても明るくていいです。太陽のアクセントクロスも高い採光性を象徴するような感じで良いです。

ここから見える景色。下にはプールとオールドタウン(ダウンタウンにある古きアラブ様式をモチーフに作られた高級住宅街)の景色が見えます。

プールの手前に見えるのはロビーラウンジ外のオープンテラスです。陽射しが強かったので使っている人は見当たりませんでした。

さて、エレベーターホールから客室へと移動します。
グレーとウッドで構成された廊下を客室へと向かいます。

客室に到着。さっそくカードキーで中に入ると、白と黒をベースとした落ち着いたモダンな客室が現れます。
客室タイプ:デラックス
客室の広さ:32㎡
ホテルグレード:4つ星

このホテルは4つ星なのです。
クオリティー的には5つ星と何ら遜色はありませんが、星数は「4」です。
多分、アドレス系のホテルブランド内の格付け的に「4」となっているのかなと思います。
勿論、その分価格もリーズナブルとなっています。

ベッドはキングサイズ。写真で見ると狭く感じますが、実際にサイズはキングなので、1人で寝るのは元より2人で寝ても十分ない広さです。
ベッド脇のサイドテーブル。コンセントがすぐ近くにあるので、スマホなどを遠くに置かず枕元で充電できるのが嬉しいですね。
グレーの布製のソファー。座り心地は見た目以上にいいです。また、カウチがあるのでゆっくり足を伸ばして休めます。
窓側には細長いデスクと、お水やティーバック類と電子ケトルが置いてあります。
デスクは奥行きはあまり無く、コンセント類がついてる訳でもなく、至ってシンプルなデスクですが、使い勝手は特に問題はないです。
横の壁面には鏡がついているので、女性は何かと使いやすいかと思います。
水やティーバック類は無料です。無くなれば補充いてくれますし、ハウスキーピングに来た時に追加で頼めば持ってきてくれます。(勿論、無料です)
窓側から見た客室。

ベッドの目の前にテレビ、ベッド脇にはクローゼット、入口向かって左側にはバスルームがあります。

このテレビはAir Play対応です。お手持ちのiPhoneと画面をミラーリングして大画面で画像や動画を楽しむことができますし、お気に入りの曲を部屋で流すこともできます。
実はこの写真を見た時に、以前このマンジル・ダウンタウンに宿泊した事がある人なら「あっ!!」と思うかもしれません。私自身もすごく驚きました。この話は後ほど。

クローゼットはコチラ。
向かって左側に冷蔵庫とコップ類、右側がクローゼットになってます。
収納力はそれほどありませんが、1〜2人で使う分には十分の容量だと思います。
こちらがバスルームになります。入って右側奥がバスタブ、右側手前がシャワールームと奥がトイレになってます。

そして、この先が今回最も伝えるべき場所と言っても過言ではないでしょう。

バスルームが劇的変化!!

洗面台は1つですで、奥にはバスタブがあります。
ここで今回の滞在で一番の驚きがコレ!!
バスルーム奥のガラス面の壁に黒のすりガラス状のシートが貼られているではないか!!!
以前は透明なガラス張りで、しかもカーテンも何もなしでした。
よっぽど苦情があったんでしょうかね(苦笑) でも、コレで正解です(笑)

バスタブはそれほど広くはありません。ゆったり足は伸ばすことはできませんが、横の広さは特に問題はありませんでした。よほどの体格の人以外は窮屈に感じることはないと思います。
以前の写真も載せておきますので見比べてみて下さい。こんな感じでカーテン類もなく「完全にシースルー」なバスルームでした。いやぁ〜さすがにコレはキツイですよね(苦笑)
黒いフィルムが貼られて正解です。コレじゃせっかくの好条件なホテルが台無しになります(実際になってました)!。

シャワールームとトイレはこちら。
トイレが個室なのは嬉しいですね。ただ、バスタブからシャワールームまで離れているので、バスタブからシャワールームへの移動は確実に床が濡れる事を覚悟しないといけません。
客室からの眺めは。滞在した客室はドバイ・モール向きの部屋で、ブルジュ・カリファは角度的に見えませでした。ちょうどこの下がホテルのエントランスとなっています。
窓からは同じアドレス系の高層階ホテルが揃い踏みして見えました。

一番左の尖った形の建物が「ジ・アドレス・ブールヴァード」
その隣のベージュ色の建物が「ジ・アドレス・ドバイモール」
正面の白い大きな建物が「アドレス・ダウンタウン・ドバイ」

いずれも人気がある超高級ホテルです。

Wi-Fiは超快適!

Wi-Fiは勿論使えます。

今じゃ宿泊者は無料で利用できるのが当たり前になりつつありますが、このマンジル・ダウンタウン・ドバイは宿泊者は勿論の事、一般の人でも無料で利用できます。

しかも、意味不明なぐらいの爆速Wi-Fiが利用できます!

接続方法ですが、とても簡単にできます。
基本的にアドレス系のホテルは接続方法が同じ事が多いので覚えておくと便利です。

ホテルのWi-Fiに接続すると、接続案内に飛びます。
ログイン画面はアドレス系のホテルは基本的に英語です。
今後、日本語にも対応するかもしれませんが、現時点では非対応です。

英語のみでも接続は簡単です。
まるで囲っている箇所「ACCEPT & CONNECT FOR 48H」をタップすると右のような画面に移ります。これで接続完了です。
では、このWi-Fiがどれぐらい快適なのか?
先程「爆速」と言ってましたが、実際にどれぐらいなのかスピードテストをしてみました。驚くほど素晴らしい結果ですね!
もう言うことは何もありません。

ちなみに、このホテルのすぐ近くにある同じアドレス系のホテル「ヴィダ・ダウンタウン・ドバイ」も似たような速さです。

更に、同じダウンタウンにある同系列ホテル「ジ・アドレス・ブールバード・ホテル」はこれ以上に速かったりします。さすがはアドレス系!めちゃくちゃ金かけてますね!

もし、ドバイに来た時に、フリーのWi-Fiが使え超快適なスペースが必要なときは、アドレス系ホテルのロビー等に行ってみるといいでしょう(笑)

ただし、「パレス・ダウンタウン・ドバイ」はそれほど速くはありませんので、ご注意下さい。

種類豊富な朝食

朝食は1階のレストランで食べることができます。
場所は敷地中央のオープンテラスの横、フロントの裏側から行くことができます。
入口からレストランに入ると、天井が高く中庭のオープンテラスと繋がっていせいか明るい印象がありました。

朝食はビュッフェスタイル。ドバイのホテルでは定番ですね。
料理が置いてある辺りの席は全て2人がけ席です。全体的に2人がけの席が多かったので、それを見ても1人もしくは2〜4人の少数グループなどが客層としては多いと読み取れます。

レストランはL字型になっていて、入口の方にフルーツやジュース類があります。
フルーツやジュース類は宝箱のような台に置かれていたのが印象的でした。
小麦の飾り付けがある通り、パンなど主に小麦系の食べ物が集まってます。
中央右側がアラビック・ブレッドやモロッコ・ブレッドなどアラブ系パン類、左側が食パンやワッフル類があります。

パン類のすぐ向かいには、スープとカレー類があります。
サラダとチーズ類。写真右側のサラダ(緑色)以外は全てチーズ類という、何ともチーズ好きにはたまらない尖ったラインナップでした。

サーモンなどの燻製やピクルス類。他のホテルでは魚系の燻製は数種類ありますが、ここではサーモンのみでした。個人的にはサーモンが一番安定した味なので無問題です。

フムス、ドライフルーツ、ナッツ類。種類はそれほど多くはありませんが、木箱に入ってオシャレですね。ナッツ類の隣にはタブーレ(パセリのサラダ)を自分で作るスペースがあります。

作り方は、イタリアン・パセリにレモン汁とオリーブオイルをよく掛けて混ぜます。お好みでトマト等を入れて食べて下さい。美味しく食べるポイントとしては、レモン汁をしっかり入れてる事です。コチラのレモンは日本とは違い、酸っぱ苦くないので豪快にしぼって入れて大丈夫です。

ナッツ類が置いてある奥にはグリル系なの温かい料理が1ヶ所に集められてます。

レストランの一番奥は表通りに面した場所になってます。
通り沿いはオープンテラスになってますので、陽気がいい時期なら外で食べるのも良いでしょう。

ここにはシリアルやヨーグルト類やデニッシュ系などペイストリーがあります。

朝食の種類は割と多いと思います。

席数はオープンテラスも含めると結構な数があるので、比較的スムーズに朝食が取れるのではないかと思います。また、ホテルの性質上、団体客はほぼいないと思うので、朝食待ちになる確率は低いのではないでしょうか。

オープンテラスは陽気がいい冬場は清々しくてオススメですが、暑い夏場はオススメはしません。ただ、中庭の方は陽射しがさえぎられているので、早い時間なら夏場でも十分いけるのかと思います。

表通り沿いのオープンテラスの方は、ブルジュ・カリファが見えるので、もし席が空いていたら是非こちらでブルジュ・カリファを見ながら朝食を楽しんでみてはいかがでしょうか。

大通りと言っても午前中はそんなに車通りは多くない(特に金曜日の午前中は少ないです)ので、意外と静かに朝食を取ることができます。

ちなみにすぐ向かいには、同じアドレス系の超人気ホテル「ザ・パレス・ダウンタウン・ドバイ」があります。ここからスーク・アルバハールを通ってドバイ・モールに行くのが一番の近道となってます。

隣接するスーク

マンジル・ダウンタウン・ドバイの便利な点の1つとして、ホテルを取り囲むように「スーク・アルマンジル」という小さなモールが隣接しているとこがあげられます。

このモールは、付近一体のアラビック調の高級レジデンス「オールドタウン」の住人が利用するために作られたモールです。勿論、誰でも使えます。

モールは小さいながらも、スーパーやドラッグストアやカフェなどが入っているので、ちょっとした買い物はいちいちドバイ・モールまで行かなくてもいのは便利です。特にスーパー(Spnneys:スピニーズ)が近くにあるのは何かとありがたいです。

オールドタウンのレジデンス群にはスーク・アルマンジルから気軽に行けます。
観光スポットではありませんが散歩ぐらいは普通にできますので、異国情緒溢れる街並みを見てみるのもいいかも知れませんね。

一応は居住区なので、騒いだり露骨にカメラを向けたりという、住人が不審がる事はしないようにして下さいね。不審者と判断されるとセキュリティーから注意を受けますよ。

まとめ


この「マンジル・ダウンタウン・ドバイ」は
とてもバランスがいいホテルです。

「ドバイ・モールのほぼ目の前の好立地」
「5つ星並のクオリティーで4つ星の価格」
「スーパーがすぐ隣に併設」
「快適なネット環境」
「静かで快適」

これらが全てこのホテルにはあります。
これだけの好条件を兼ね揃えるホテルは、ダウンタウンにはほぼ存在しません。
そう考えると、この「マンジル・ダウンタウン・ドバイ」は、ダウンタウンの中でもトップクラスのコストパフォーマンスの高さを誇るホテルと言えます。

確かに以前はバスルームの関係で滞在する人を選びました。
ただ、それも過去の話。
現在は、どんな方でも滞在できる魅力的なホテルに変わりました。

「ダウンタウンの中心地でありながら、少し隠れ家的な存在のホテル」
これが、このマンジル・ダウンタウン・ドバイのイメージだと私は思います。

逆に
「ドバイらしい豪華絢爛なホテル!」
というのを求めている人には、素直に他のホテルを選ばれた方がいいと思います。

また、このホテルには「うるさい団体客」はいません。
ビジネス客や旅慣れた欧米系の人が多く、アジア系の人はあまり見かけませんでした。いたとしても、あくまでも個人で旅を楽しんでいる人です。

便利で、スーパー近くで、Wi-Fiも速く、うるさい団体客もいない。
ストレスフリーで快適なドバイ滞在をご希望なら、この「マンジル・ダウンタウン・ドバイ」を選んで間違いないでしょう。

欲張りなあなたの要望に応えられるホテル。
それが、この「マンジル・ダウンタウン・ドバイ」ではないでしょうか。

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