ドバイホテル滞在記:パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ(その②)

ドバイホテル滞在記:パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ(その②)

2016年11月にオープンした「パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ」

前回の記事は主に全体の雰囲気や客室に関する内容でしたが、今回はホテルのネットワーク環境、周辺事情、朝食など、滞在についての情報をお伝えしていきます。

前回の記事はコチラ

快適なホテルライフに向けて

豪華でお洒落な雰囲気が漂うこのホテルは、ラグジュアリーなホテルが多いドバイの中でも間違いなくトップクラスです。

Wi-Fi(ネットワーク)の使い勝手はどうだろうか?
各所へのアクセス具合はどうなんだろうか?
ベッドの寝心地はどうだろうか?
朝食のクオリティーはどうなんだろうか?

誰もが宿泊前には気になることが一つや二つあると思います。
私目線ですが、実際に泊まって感じた事をお伝えしますので、このホテルに宿泊しようと考えている方の参考になれば幸いです。

ネット環境は至極快適

海外渡航時には欠かせない事の1つとして挙げられるのが「ネット環境」

今や快適な旅をするためには、ネット環境が必須と言っても過言ではないでしょうか。
私自身も海外に行ったら時、一番最初に行うのはネット環境を整えるぐらいですから。

当然ながら、このパラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイでも宿泊客は無料のホテルWi-Fiが使えます。

では、その接続方法とどれぐらい快適なのか?
順を追って説明していこうと思います。

ホテルのWi-Fiに接続すると、接続案内に飛びます。言語はデバイスの言語設定に依存している様で、最初から日本語表示になっています。もし他の言語になっていても、画面上部のタブにある「日本語」を選べば日本語になります。

宿泊者は「ご宿泊のお客様」の方を選択して次の画面に移ります。
画面が変わったら、滞在している客室番号とゲスト名(ファミリーネーム:例:山田太郎なら「山田」)を入力します。
情報が正しければ、下のような画面に移ります。
エラーが出たら、正しい情報を確認し、もう一度入力して下さい。

「Connect」をクリックすると、ホテルWi-Fiに接続されます。接続が成功しますと、簡単なインフォメーションが書かれた下のような画面が出ます。画面には「このウィンドウは開けたままにしておいてください」とありますが、別に閉じても問題なく接続されていますので閉じちゃっても構いません。Wi-Fiはしっかり使えますので。

Wi-Fiの利用期限はチェックアウトする日の23時59分59秒まで。チェックアウト後も日付が変わるまで使えるので、夜中に出発する成田便と関空便の利用者に取ってありがたいですね。

これでホテルWi-Fiと接続が完了しました。ただ、セキュリティーはそれほどよくないので、大事なデータ等を取り扱う時は十分注意して下さい。

今は宿泊先のホテルではWi-Fiが使えるのが当たり前の環境になってきましたが、使えることは使えるが、接続状況がイマイチだったり、スピードが遅い等のネット環境は様々です。

では、このホテルのネット環境はどうなのか?
実際にアプリでスピードチェックをしてみました。

結果は以下の通りです。うん、なかなかの速度ですね。これなら全然問題ない速度です。
実際にWi-Fiに接続してネットで調べものをしていても、ストレス無くサクサク動いてました。

あまりネットは使ってないので、容量制限があるかどうかは分かりませんが、多分ないと思います。(UAEなので閲覧制限はありますが)

ホテル周辺はまだまだ未開発の地域

このホテルの周りは2016年2月現在、ほとんど何もありません。(隣に馬鹿でかい建物はありますが)

新しいホテルという事と、ホテルがある場所も場所という事が相まって、タクシードライバーはこのホテルの存在を知る人はほとんどいませんでした(2017年2月現在)タクシードライバーが知らないとなると、市内観光等からホテルに帰ってくるのにも、ちょっと困ってしまいます。
※これは最初だけでいずれ解消されます。

だけど安心して下さい。ホテルからは便利なものが貰えます。
それは、ホテルの位置とホテルまでの行き方が書かれたカードです。

ホテルへ帰って来るときは、タクシードライバーに「パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ」と言ってこのカードを見せると、幾分スムーズに帰ってこれると思います。このカードはホテルのスタッフから貰えます。タクシーを呼んで貰った時に私は手渡されました。

一応、この様なカードをくれるのは、何も新しいホテルばかりではないです。ホテルでタクシーを呼ぶと、スタッフによっては渡してくれたりする時があります。

初めて貰った時は、ホテルの宿泊者用タクシークーポンか何かと思ったのは秘密です(笑)←(実は今回もそう思ったり)

これで心置きなく街を散策に行けますね。

タクシーの上手な利用方法

ここで、1つ注意。と言うかアドバイス。
ホテルスタッフにタクシーを呼んで貰うときは、ホテル所有のいわゆる「ハイヤー」タクシーを使うとかなり高いです。

なので、呼んで貰うときに「パブリック・タクシー」と告げると、敷地内にいる街中で普通に走っているタクシーに乗れます。

全然いない場合や急いでいる場合は、ハイヤータクシーを使って下さい。

もしくは、「Uber」を使われることをオススメします。
Uberはホテル所有のハイヤータクシー級のクオリティーと、料金はパブリックタクシー並と、正にいいとこ取りのタクシーです。

街中でも結構走っていますので、SIMフリーのスマホを持っている方には心強い味方になること間違いないです。料金も事前に分かりますしね。

使い勝手などは以前私が記事にしていますので、ご参考までに。

夜のパラッツォは大人の香り

ホテルに戻ってきた時は、辺りはすっかり暗くなっていました。

夜のエントランス・ホール。
白が基調なので、間接照明にしていても結構明るく感じます。入り口付近は、天井にある素敵なシャンデリアが周囲を明るく照らしていて、昼間の鮮やかな雰囲気がそのまま表現されています。

エントランス・ホールとは対象的なロビーラウンジは、開放的な雰囲気の昼間とは変わり、夜はシックでより大人の雰囲気が漂ってます。夜の雰囲気

客室に戻るとベッドメイキング等なされていて、照明もナイトモードの設定になっていました。

気のせいかもしれませんが、昼間に感じた部屋の香りとは若干違う気がしました。夜の方がよりゆったりできる香りが漂っていました。クッションや枕のふかふか感が何とも気持ちよさそう!ベッドは凄く寝心地が良かったです。もうぐっすり朝まで熟睡しました。

バルコニーからの夜景。
昼間の空は埃で視界が不鮮明で対岸はあまり見えませんでしたが、夜になると視界がクリアになり対岸もハッキリ見えるようになっていました。雨が降ったお陰でというのは内緒ですが(笑)客室のバルコニー正面からはクリークとその向こう側はデイラ。そしてドバイ国際空港が見えます。

こちらはバルコニー右方向の景色。ドバイ国際空港とフェスティバル・シティが見えます。ドバイ国際空港は24時間空港なので、この時間帯でも普通に飛行機は飛んでいってます。夜中でも遠慮なく飛んでいってます。
さすがは「世界一利用客が多い空港」ですね。

今日は砂嵐のモヤと降雨で天候はよくなかったですが、明日は晴れることに期待し就寝。

バランスよく種類が豊富な朝食

翌朝。
昨日の天候とは打って変わっていい天気になりました。対岸もしっかり見えます。せっかくのいい天気なので、ゆっくりするのも何なので、早目に朝食を取ることに。

ま、単にお腹が空いてただけですがね(笑)

朝食は1階で食べれます。何箇所で食べれるかは覚えていません(スミマセン)。どの場所もビュッフェスタイルです。

朝食の場所はエントランス・ホールの向かって右側、ヴェルサーチのショップがある反対側のエリアにありますので、そちらに向かって下さい。

しばらく進むと案内が出ているので、そのまま中に入り、スタッフに客室番号と名前(聞かれた場合)を伝えて下さい。

「屋内か外か」と聞かれましたが今回は屋内を選択。外は昨夜の雨で濡れていたし、何より風が意外と強かったからね。

陽気がよかったなら外はオススメです。

やはり、皆さん同じことを考えているのか、多くの人が屋内で朝食を取ってました。ま、中のほうが料理と距離が近いというメリットもありますしね(笑)

料理の種類は結構豊富です。

シリアル類は結構な種類があります。フルーツ類も多くあるので、お好きなフルーツ類をトッピングして食べるといいかもしれませんね。

パン類はデニッシュ系が豊富でしたちなみに、ここのクロワッサンは、かなりのクオリティーです。私自身の「ホテル朝食クロワッサンランキング」の首位を実に6年振りに更新しました。

普通に日本のパン屋で売られていてもおかしくない高いレベルです。シンプルなクロワッサンが一番のオススメです。

パン類の傍らには今話題の「グルテンフリー」のパンやペイズリーもありました。私は食べなかったので、味は分かりませんが。

生ジュースは数種類あります。
普通のフルーツのもあれば、ちょっと変わり種もありましたので、少しずつ飲み比べてお好みの味を探してみるのもいいですね。こちらはベーコン、ソーセージ、スクランブルエッグなどの温かい食事の物があります。写真を撮ってたら、スタッフの人が「ここを写せ」と言わんばかりに、全ての蓋を開けてくれました(笑)フルーツ類は生もドライも含めて結構な種類があります。ここに写っているケース内は全てフルーツ類ですので、量の多さが分かると思います。小さな器に入ったヨーグルトは見た目も可愛らしく量も少ないので、色んな種類が試せるのがいいですね。こちらは燻製類です。手前にあるのは魚の白身やサーモンや鶏肉の燻製。奥はハム類です。アラブ伝統的な「フムス」は他のホテルより種類く、何と6種類もありました。今まで私が宿泊したホテルの中での一番の多さです。赤色いフムスは私も初めてでした。

サラダ類は種類はそれほど多くはありませんが、葉物は豊富にあるのは嬉しいです。ワッフルとパンケーキコーナー。ここの特徴は何と言ってもジャムやハチミツの種類の多さ!

ワッフルやパンケーキは言えば焼いて貰えますので、せっかくだから気軽に声をかけてアツアツの物を食べて下さい。バケット類などの食事パンはこちら。見づらいですがにはピタパンもありますので、豊富な野菜とハム類を中に入れてサンドイッチのように食べるのがオススメです。美味しいですよ。食器類は全てヴェルサーチ。それだけでも他のホテルにはない華やかさがあります。そして、これが私イチオシのクロワッサン。長らく私の中の「キング・オブ・ホテルクロワッサン」に君臨していた「ワン&オンリー・ロイヤルミラージュ・ドバイ」のクロワッサン。
それを実に6年振りに更新し、新たな王者に輝きました。

未だ発展中のパラッツォ

朝食を終えたので、レストランから外に出て周りを散策する事に。
ホテルの敷地内は昨夜の雨で芝生は湿っていて、コンクリートは水たまりができてる箇所もあります。ビーチベッドは全て雨でずぶ濡れで、使わないように裏返してあります。ドバイでは雨が降ることが珍しいので、何とも珍しい光景だなぁーって見てました。

ロビー・ラウンジ正面のインフィニティ・プール。
さすがに昨日の天候と雨上がりの今日では、まだこのプールに入ってる人は誰も見たことありません。天気が良ければ、クリークを眺めながらゆっくり出来るんだろうなと思います。

インフィニティ・プールの先は、まだ一部工事中でした。
この辺りもまだ開発されて日が浅い場所なので、今後どう発展していくのか?何が出来るのかが楽しみな1つであることは間違いないです。次回、この「パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ」を訪れた時、今日この日きた景色と見比べるのが楽しみです。

毎回思いますが、楽しい時間はいつもあっという間に過ぎていきます。

「今回も良い滞在だったな」
そう思いながら、客室を後にした。

チェックアウトはチェックインと同じ場所で行います。
ミニバーを使っていないことを告げ、ルームチャージしたロビー・ラウンジでのお茶をデポジットから精算。この時に、ツーリスト税のAED20/1泊を支払います。

今回は1泊のみの滞在でしたが、このホテルはとても居心地が良かったです。ダウンタウンにも程近く、ドバイ・モールまではタクシーでAED30(AED1=30円)あれば行けることが分かったので、意外と便利だなと個人的に感じました。

まとめ

多くのホテルがあるドバイ。

その中でも、この「パラッツォ・ヴェルサーチ・ドバイ」はトップクラスのラグジュアリーなホテルなのは間違いないでしょう。

このホテルは誰にでもオススメできる素敵なホテルですが、特に女性に喜ばれ要素が多いと思います。カップルでも間違いなく素敵な時間が過ごせるでしょうね。

ただ、徒歩圏内にはメトロどころか今は何もありません。移動手段はタクシーがメインになります。その部分が唯一このホテルのデメリットではないかと思います。

ま、ハッキリ言って、そんな事は微々たる問題です。
それを遥かに上回るほどの魅力がココにはあります。

是非、一度、魅惑のヴェルサーチ・ワールドを堪能してはいかがでしょか。

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