エリア別:ドバイで観光に便利なおすすめホテルのまとめ(シティーエリア編)
ドバイの「旧市街地」というべきエリア
このエリアは、ドバイの街中を挟んで流れている大きな運河(クリーク)が大きな特徴となっており、そのクリークを挟んだ北側と南側一帯が、この「シティーエリア」となっています。クリーク北側のドバイ国際空港からアラビア海までの一帯が「デイラ」
クリーク南側のクリーク奥の入江までの一帯が「バール・ドバイ」
この2つのエリアが、この地域のホテルがある主なエリアとなります。
ドバイ国際空港南の「フェスティバルシティー」は、大きなモールとヨットハーバーも備えている場所となり、シティーエリアの中でも異色の存在となっています。
ここは今後大規模な開発計画があるので、どう変わっていくかも興味深い場所でもあります。
場合によっては「新たなエリア」となる可能性も十分にある地区です。
シティーエリアの特色
シティーエリアの特色は、やはりドバイの生活感を肌で感じられる事です。
そして、シティーエリアは何と言っても「物価が安い」事。
特に食事面は他のエリアの追随を許さない安さです。
ランチやディナーも1人辺りAED10(AED1=¥33=¥330)ぐらいで十分に食べれます。
2人でAED30(¥990)も出せば、かなり満足のいく食事になるでしょう。
特にインド系労働者が多い関係で、スパイスをふんだんに使った店(カレー類)が多いです。
味の方は、かなり美味しいです。正直、今まで外れたことは無いぐらいです。
シティーエリアでハズレがない食事をするなら、カレーが一番でしょう。
デイラ
ディラは、観光名所としても有名な「ゴールドスーク」や「スパイススーク」、地元の卸業者が店を並べる「オールドスーク」があります。
それ以外にも、地元民御用達の豊富な魚介類や野菜が揃う「フィッシュマーケット」や「ベジタブルマーケット」などがあります。
交通量の多いクリーク沿いの主要道路から1本中に入れば、そこは生活感に溢れた中東色の強い景色が広がっています。
そこには怪しい細い路地もあったりするので、路地好きには何ともたまらない場所ではないでしょうか。
その先には何があるのか・・・それはご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。
バール・ドバイ
バール・ドバイには、歴史的保護地区のバスタキヤ地区やドバイ・ミュージアムがある地区となっています。
バスタキア地区は、アラブの伝統的な建築や装飾の建物が並ぶ観光スポットで、エキゾチックな街並みを歩くだけでも異国の文化を感じることができます。
ここにはホテルやギャラリー、レストラン、カフェなどもあるので、飛び込んで体験してみるのをオススメします。
また、巨大なモスクが隣接しており、時間になると大音量で流れてくるアザーンを聞けば、ここがイスラム教の国にいることを思い出させてくれるでしょう。
「古き良きドバイ」を味わいたいのなら、このバール・ドバイはマストな選択となるなります。
シティーエリアのおすすめホテル
このエリアのホテルは、他のエリアよりもリーズナブルな価格設定になっています。
この安さがこのエリアに滞在する一番の売りとも言えるでしょう。
だが、いくら「安い」と言っても、クオリティーが低かったり、移動に不便というのは旅の楽しみを削いでしまいます。
このエリアには大小多くのホテルがあります。
その中で価格とクオリティーを両立した「オススメのホテル」をお伝えしていきます。
シティーエリアのおすすめホテル一覧
【デイラ】
シェラトン・ドバイ・クリークホテル
ラディソン・ブル・ホテル・ドバイ・デイラクリーク
リビエラ・ホテル
ハイアット・リージェンシー・ドバイ
ザ・ギャラリア・レジデンス・ハイアット・リージェンシー・ドバイ
パーク・ハイアット・ドバイ
【バール・ドバイ】
アラビアン・コートヤード・ホテル&スパ
オリエント・ゲストハウス
XVAアート・ホテル
デイラのおすすめホテル
シェラトン・ドバイ・クリークホテル
(Sheraton Dubai Creek Hotel and Towers)
クリーク沿いに立つこのホテルは、客室からの眺めががよく、メトロ駅「UNION」まで徒歩で行ける利便性もあります。
価格も5つ星ながらリーズナブルな価格設定になっているので、他のエリアより気軽に泊まれます。
よく割引もやってたりするので、タイミングが合えば、よりお値打ちに泊まることができます。
若干の古さはあるが、手入れは行き届いているので問題はないでしょう。客室はバルコニーがなく窓も開かないので、バルコニー好きの方はご注意を。
また、メトロ駅までの距離はそれほどですが、交通量の多い大通りを横断しないといけないのが難点です。
交差点には歩行者用の信号が付いていますが、慣れない人は結構大変かと思います。
ここのオススメの客室は「クリークビュー」の部屋。
目の前に遮る建物が全くない立地なので、クリーク越しに見るブルジュ・カリファを望む対岸の街並みは、見るだけの価値は十分にあります。
出来れば上層階に泊まれる「クラブルーム」がオススメ。
限定セール中なら一般ルームとの価格差が小さくなるので、狙い目はその時ですね。
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ラディソン・ブル・ホテル・ドバイ・デイラクリーク
(Radisson Blu Hotel, Dubai Deira Creek)
クリーク沿いにあるホテルで景色もよく、メトロ駅「UNION」まで徒歩で行けるので利便性も高いです。
近くにあるシェラトン・ドバイ・クリークホテルは大通りを横断する必要がありますが、このホテルはメトロ駅までの距離も近く通りには歩道橋がかかっているので駅まで安全に行けるのがいいです。
ホテルランクは4つ星。価格もリーズナブルで立地と利便性を考えると、このエリアで個人的に最もコストパフォーマンスが高いホテルと言えます。
ただ、4つ星なので、他の5つ星ホテルと思うと若干ラグジュアリーさは劣ります。
(シティーエリアにラグジュアリーさは求めないで)
キャンペーンで割引もよくやるので、タイミングが良ければ更にお値打ち泊まることもできます。
若干の古さはありますが、手入れは行き届いているので問題はないでしょう。
客室にはバルコニーがあり、机と椅子もあるので、バルコニーでゆっくりしながら眺めを楽しめます。
ここのオススメの客室は「ロイヤルクラブルーム」。高層階の専用フロアでチェックインも朝食もここでできるので、混雑を感じる事は少ないでしょう。
また、客室からの眺めも上層階なので良いです。特にホテルの北西側(クリークの河口側)がオススメ。
反対側は残念ながらそれ程ではない。(私の経験ですが、ベッドがダブルタイプは南東側で、ツインタイプは北東側だった)
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リビエラ・ホテル(Riviera Hotel)
クリーク沿いにある日本人向けのホテルです。
ここは格安ツアーの宿泊先として使われることが多い事から、メニューや部屋やホテル内の説明が日本語のものもあるので、英語が超苦手な方や、初海外の方でも安心して滞在することができます。
また、日本人スタッフの方も在籍しているので、何か困った事があれば親身に対応してくれるのもいいですね。 ホテルランクは4つ星。メトロ駅「Baniyas Square」まで徒歩約3分と近くて便利。
若干の古さは否めませんが、手入れはそれなりに行き届いていますので、問題はないでしょう。客室の広さは30㎡~
それ以外は特に特徴もなく、価格も同エリアの同グレードのホテルと思うと割高感は否めない。
客室はホテル表側のクリークビューなら良い眺めを楽しめるが、裏側の客室の景色は迎えの立体駐車場ビューになっているので、滞在するならクリークビューがおすすめです。
ここの最大の魅力は「日本語が使える安心感」なので、それを最重要する方にはオススメとも言えますが、それ以外なら敢えてここを選ぶ必要もないと個人的に思います。
ハイアット・リージェンシー・ドバイ(Hyatt Regency Dubai)
ザ・ギャラリア・レジデンス・ハイアット・リージェンシー・ドバイ
(The Galleria Residence, Hyatt Regency Dubai)
アラビア海に面したホテルで、メトロ駅「Palm Deira」と観光名所の「ゴールド・スーク」「スパイス・スーク」「オールド・スーク」まで徒歩5分の便利な立地にあります。
この2つのホテルは隣接しており、ハイアット・リージェンシーがホテル棟、ザ・ギャレリア・レジデンスがレジデンス(コンドミニアム)棟となっています。
ホテルランクは5つ星。価格もリーズナブルな設定になっており、割引もよくやっているので、それを考慮すると、このエリアの5つ星ホテルで最もコストパフォーマンスが高いホテルとなります。
ドバイでは老舗の部類に入りますが、造りがしっかりしているので古さは感じません。
客室の広さはリージェンシーの方は33㎡~、レジデンスの方は91㎡~
日本人スタッフも在籍しており、日本人のビジネス利用者も多くいるので、海外初心者の方でも安心して利用できるでしょう。
ただ逆に、海外に来たのに日本人が多いなんてと思う方は、選択肢から外したほうがいいかも知れません。ここにはドバイ在住の日本人駐在員が多く住んでいます。
このホテルのウリは、ザ・ギャレリア・レジデンスの方にあります。理由は、コストパフォーマンスの高さ。
特に複数人のグループで滞在する場合、ここは驚異的なお値打ち感になります。
最大8人が宿泊できる4ベッドルームの広さは191㎡あり、広々としたリビングとダイニングがある客室です。この客室料金を8人で割ると、1人当りの金額が驚くほどの低価格になります。
もし、グループでの滞在予定で、なおかつ質も求めたいのなら、この「ザ・ギャラリア・レジデンス・ハイアット・リージェンシー」はドバイで最も安く泊まれるホテルとなるでしょう。
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パーク・ハイアット・ドバイ(Park Hyatt Dubai)
クリーク沿いのウォーターフロントにある低層階のホテルで、ドバイ・クリーク・ゴルフ&ヨットクラブが併設されているラグジュアリー・ホテルです。
目の前がクリーク、周りがゴルフ場という立地なので、とても静かで過ごしやすくなっています。
地中海リゾートをモチーフにしたインテリアは端々にアラビックテイストが主張し過ぎない様に織り交ぜられてい様は絶妙。
大人の雰囲気が漂う落ち着いたリゾートになっています。スタッフが洗練されており、いい意味で主張してきませんが、質の高いサービスを提供してくれます。
ホテルランクは5つ星。客室の広さは52㎡~
難点は、メトロからは離れているので基本はタクシーでの移動になることと、このエリアの中では料金設定は高めなことぐらい。
ただ、ホテルの質やサービスと考えると、決して高くはなく、寧ろ安く思えるでしょう。
このホテルの最大の魅力は、何と言っても「サンセット」時の眺めです。
低層階だが周りに何も遮るものがないので、客室から臨む「クリークとその対岸にそびえるドバイの摩天楼に沈む夕日」は、これだけでもこのホテルに泊まった甲斐があったと思わせるぐらいです。
「カップルでゆっくり過ごしたい」と要望があった場合、私は間違いなくこの「パーク・ハイアット・ドバイ」を真っ先に推すでしょう。
バール・ドバイのおすすめホテル
アラビアン・コートヤード・ホテル&スパ
(Arabian Courtyard Hotel & Spa)
クリークにほど近く、ドバイ・ミュージアムやバスタキア地区が目の前にあるアラビックテイスト溢れるホテルです。対岸にある各種スークに行くのにも、すぐ近くにアブラ乗り場があり意外と便利。アブラはAED1で乗れるので気軽に利用できます。
ホテルランクは4つ星。客室の広さは30㎡~
メトロ駅「Al Fahidi」までは徒歩7分と若干距離はあります。
ホテルは手入れされていますが古さは否めないです。ただ、逆にそれがアラビックテイストと上手くマッチして独特な雰囲気をだしています。
価格もシティーエリア全体をみてもリーズナブルですが、このエリアのホテルは、割りと頻繁に割引セールをやってたりしますので、他のホテルと比べてお値打ち感が薄くなる可能性もあります。
スタッフはフレンドリーで親切です。
また、ホテルのすぐ近くに24時間営業のスーパーがあるので、ちょっとした飲食物を買うのに便利。
オールドドバイをお値打ちかつ便利に楽しみたいのなら、この「アラビアン・コートヤード・ホテル&スパ」は有力な選択肢となるでしょう。
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オリエント・ゲストハウス(Orient Guest House)
XVAアートホテル(XVA Art Hotel)
バール・ドバイのクリーク沿いにある歴史保護地区「バスタキヤ」にあるアラビアンスタイルの隠れ家的存在のホテルです。両ホテルとも保護地域内の歴史的建造物を改装して作ったホテルなので、古き良きアラブの雰囲気をふんだんに味わえます。
このホテルは、豪華さはなく、綺麗でも新しくもないが、それを求めるのはナンセンスと言えるでしょう。
こじんまりとした敷地内には、伝統的なアラブのおもてなしと、過去にタイムスリップしたと思わせる空間は、ここが現代社会にいるということを忘れさせてくれる雰囲気があります。
オリエント・ゲストハウスは、よりアラブ色が強く伝統的なスタイルとなっています。客室の広さは20㎡~
XVAアートホテルは、名前にある通り、ギャラリーの中に宿泊施設があるといった感じで、コンセプトによって客室のデザインが違います。客室の広さは9㎡~
最寄のメトロ駅「Al Fahidi」までは徒歩10分と若干距離はあります。
正直、このホテルはドバイの他のエリアにあるゴージャスさも快適さも全くありません。
客室も狭く、古さを感じることもあり、不便さを感じるかもしれません。
だが、それを差し置いても、ここには溢れんばかりの魅力があります。
ゆったりとした時の流れに身をまかせながら、古き良きアラブを体験する。それが、ここの最大の魅力となっています。
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このエリアのまとめ
この「シティーエリア」は他のエリアとは違い、きらびやかな建物もゴージャスな雰囲気もありません。
思い描くドバイのイメージとはかけ離れている感じを抱かれるかもしれませんが、ある意味ここが本来の「ドバイ」であり、「アラブ」でもあります。
もし、このシティーエリアの雰囲気が気に入るようならば、その方はドバイが好きになるでしょう。
そして、アラブ社会にも興味を持つのではないでしょうか。
以上が、ドバイのシティーエリアにあるおすすめホテルでした。