【残念!】ドバイで買うiPhoneは「FaceTime」が入ってない!?無料通話も利用できない!ネット検閲と今後の展望【緩和の動きあり】

【残念!】ドバイで買うiPhoneは「FaceTime」が入ってない!?無料通話も利用できない!ネット検閲と今後の展望【緩和の動きあり】

ドバイには世界最大のApple Store(2018年9月現在)があるので、とても豊富なラインナップが揃ってます。

価格も日本とあまり変わらないので、ドバイに旅行に行ったついでに、Apple製品を買うのもいいと思います。特にシャッター音がしない海外版のSIMフリーiPhoneを買うのには良いかと思います。

ただ、ドバイで購入する場合、1つだけ「注意」しないといけない事があります。

それは「FaceTimeが利用できない」という事です。

ドバイのiPhoneにはFaceTimeが入ってない!?

ドバイ(UAE)で売られているiPhoneには、FaceTimeのアプリが入っていません。設定を見ても「FaceTime」に関する項目がありません。

Appleの公式サイトのiPhone XSの「仕様」のページにある「内蔵アプリケーション」を見てみますと、アプリ自体が入っていない事がわかります。

下の画像は日本のサイトです。FaceTimeのアイコンがあります。
下の画像はUAEのサイトです。FaceTimeのアイコンがないのが分かります。
なお、ここで指す「UAE国内で販売されているiPhone」は、Apple Store及び正規代理店で売られている物です。街中やモールの通路などで売られている物はUAE国内版ではない、いわゆる「並行輸入品」もある場合がありますので、それは除外します。

私がiPhone Xを購入した時に、Apple Storeの店員に「UAE版はFaceTimeは使えないけどいいか?」と聞かれました。その時は単に「UAEでは使えない」という事だと思い了承しましたが、まさかFaceTimeのアプリ自体が入っていないとは思ってもいませんでした。

まぁ、FaceTimeが無くても支障なく使えますが、FaceTimeを使っている人からすると、とても不便に感じるかと思います。

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ドバイでFaceTimeが利用できないのはアブダビのせい?

ドバイ(UAE)のiPhoneに何故FaceTimeが入っていないのかと言うと、その原因はアブダビにあると予想されます。

なぜそう言い切れるのか?
これは私の仮説ですが、かなり信憑性が高い内容だと思います。
実は、ドバイのApple Storeで販売されているiPhoneには、最初はFaceTimeが入ってました。

私が2015年の11月にiPhone 6sを、当時ドバイ(UAE)唯一のApple Storeだった「モール・オブ・ジ・エミレーツ」のApple Storeで購入しました。その時に購入したiPhone 6sにはFaceTimeはしっかり入っていました。帰国後にはフツーにFaceTimeを使っていましたので、間違えることはありません。

そして、2017年11月にドバイ・モールのApple StoreでiPhone Xを購入したら、FaceTimeは入っていませんでした。

この2015年11月と2017年11月の間に何があったのか?
それは、アブダビのヤス・モールにApple Storeができたことです。
アブダビはドバイと比べると保守的で厳格なので、FaceTimeを規制したという事だと考えられます。

以下は、Appleの公式でFaceTimeの通話できない場合の対処法が書かれているページです。
現在、Apple StoreのFaceTimeに関するページにはこの様なことが書かれています。特に赤の下線の箇所に注目して下さい。

「サウジアラビア、パキスタン、アラブ首長国連邦(ドバイ含む)、でご購入いただいたデバイスでは、FaceTimeを利用できない場合と、FaceTimeが表示されない場合があります。」

ここから分かる通り、UAE(アラブ首長国連邦)ではFaceTimeは利用できないという事になります。ただ、気になることは、普通なら「アラブ首長国連邦」と表記するはずなのに、何故「(ドバイ含む)」とあるのでしょうか?

ここからも読み取れるのは、
「当初はドバイでは利用できたが、後に利用できなくなった」という事です。
現に、ドバイにしかApple Storeがなかった時はFaceTimeは使えてましたが、アブダビにApple Storeができてから規制が入ったというのが頷けます。

ドバイのiPhoneにはFaceTimeアプリは入れれない

「じゃあ、ドバイ(UAE)のApple Storeで買ったiPhoneにFaceTimeのアプリを入れれば解決やん!」と思うかも知れませんが、残念ながらそれはできません。

iPhoneに最初から入っている標準アプリは、App Storeで再ダウンロードは可能です。試しに何か標準アプリを削除しApp Storeで削除したアプリを検索したら出てきます。

ただ、UAEで購入したiPhoneでは「FaceTime」と検索しても出てきません。FaceTimeのダウンロードリンクからは飛ぶことはでき表示もされますが、肝心なダウンロードは出来ません。また、FaceTimeが入っているiPhoneからバックアップを完全復元する方法を試みても、やはりダメでした。FaceTimeのアプリ自体が入りません。

下はApp Storeの画面です。
再ダウンロード可能な場合は画面左側の様に雲に下矢印のアイコンが表示されますが、ドバイで購入したiPhoneではFaceTimeのアイコンの上に「このAppは、このデバイスには備わっていない特別な機能が必要です」とあり、ダウンロードするボタンも灰色になっています。(可能なら青色です)

これは完全にシリアル番号とIMEIで「UAEモデル」と認識され、ハード的にFaceTimeのアプリが弾かれる仕組みになっているという事です。

要は、日本で販売されているiPhoneは必ずシャッター音がするというのと同じ事ですね。

何とも残念です・・・

ドバイでFaceTimeは使えるかは・・・運?

結論から言うと、「運」です。
FaceTimeは使えたり使えなかったりです。

私の経験では、最初は使えていましたが、今は全く使えなくなってます。ただ、私の周りのドバイに訪れた人に聞いてみると、使えたという人もいれば、使えなかったという人もいます。

まず、共通して言えるのは、
「ドバイ(UAE国内)から発信する事はできる」という事。

FaceTimeのアプリが入っているiPhoneからフツーに発信はできます。
ただ、その後の症状が以下の様になります。

【成功例】
相手がFaceTimeを取ると、そのまま話せます。

【失敗例】
・相手が取ったがお互いの声が聞こえない。
・相手の声は聞こえるが、こちらの声は聞こえない。
・こちらの声は聞こえるが、相手の声は聞こえない。
・数秒(長くても1分以内)で切れる。

以上です。

また、成功しても、5分ぐらいで切れた事もありました。
なので、FaceTimeは「使えたらラッキー!」ぐらいに思って下さい。

LINE電話も使えない!

FaceTimeはまだいいほうです。
LINE電話は完全に使えません。
(LINE自体は使えますでご安心を)

使えたら「運が良かった」ぐらいに思って下さい。
もし、どうしてもFaceTimeやLINE電話を確実に使いたいなら、「VPN」を使う以外方法はありません。

大きな声では言えませんが、VPNもUAEでは違法となってますが・・・

中東諸国はネット検閲をしている

中東諸国(UAEを含む)は、以前から通信内容を検閲しています。
宗教上タブーとされる内容のサイト(特に女性の肌の露出があるサイト)は、すべてブロックされて見ることはできません。

なので、アダルトサイトは完全にNGです。男性諸君はガッカリだと思います(苦笑)
ただ、明らかにNGと思われるサイトならまだしも、そうでない普通のサイトでも写真の内容によってはブロックされる事もあります。

あと、現在はカタールが中東諸国(7ヶ国)と国交を断絶しているので、カタールに関するサイト(カタール航空など)もブロックされて見ることができません。

検閲に関しては
以前にも、強固なセキュリティーで有名だったBlackBerryに対し、通信内容が傍受できないという事で大規模な規制を行おうとしましたが、あまりの多くのユーザーに支障が出るという事で寸前に規制は回避されました。

ドバイ(UAE)ではネット経由の無料通話を規制している

ドバイ(UAE)に話を戻します。
基本的にUAE国内で事業展開をするには必ずライセンスが必要となってます。現在、通信事業者としてのライセンスは「Etisalat」と「du」の2社のみとなっています。なので、この2社以外の通信及び通話サービスは行えません。

また、通信や通話の検閲を行っているので、それを通り抜けるFaceTimeを始め、Skype、LINE、Viber、WhatsAppなどの、いわゆる「VoIP」は規制対象となっている訳です。

なので、インターネット経由の無料通話の類は、ほとんど使うことができません。
(全く使えないという事はありません)

FaceTime利用にUAEが規制解除へ?

ただ、2018年5月、UAE政府がFaceTimeやSkypeの無料通話に関しする規制を解除するという情報が、地元メディアから報じられています。

UAE政府は、AppleやMicrosoftなどの大手テクノロジー企業と良好な関係を築き、積極的な投資を呼び込みたいという意向が働いた結果、規制緩和の方向に舵をとったという事です。

そりゃそうでしょうね。
Appleに至っては、超法規的処置のスーパーライセンスを発行して、フリーゾーン以外で100%外資を認めるぐらいですし、Microsoftも大規模なデータセンターをドバイとアブダビに建設する計画があるので、良好な関係を築きたいというのは至極当然だと思います。
※UAEではフリーゾーン以外での100%外資の法人設立はできません。

現に、最も厳格なサウジアラビアではiOS11.3以降、利用できるようになりました(Apple公式サイトより)ので、このままUAEでもFaceTimeを含め、各種VoIPが利用できるようになってもらいたいです。

これで、個人的にどこでiPhoneを買うかという問題が解決されます。

まとめ


現段階(2018年9月現在)の話をまとめます。

ドバイ(UAE)では
・Apple Storeで売っているiPhoneにはFaceTimeは入ってない。
・FaceTimeは利用できない。
・FaceTime以外の無料通話も利用できない。
・ネットも一部ブロックされている。
・アダルトサイトは100%見れない。
・FaceTimeやSkypeは今後利用できる可能性がある。

以上です。

今後はFaceTimeやSkypeなども利用できるようになるかも知れません。
仮にFaceTimeが利用できるようになった場合、サウジアラビアの例から読むとiOSを最新版にしておく必要がありますので、ドバイへ渡航前には必ず対応するiOSのバージョンまで上げておいて下さい。

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