ドバイの治安は東京よりもいい!?日本人が誤解しやすいドバイの治安情報
ドバイに行くに当り気になる事の一つとして上がるのは「治安」ではないでしょうか。
特にドバイは中東という事もあり、正直気になるところだと思います。
確かに、日本の報道を見ていると
「中東=テロ=危険」
というイメージを多くの方が持ってしまわれていると思います。
では、実際はどうかのか?
危険?それとも安全?
安全ならどれぐらい安全なの?
その辺りをお伝えしていこうと思います。
ドバイは安全?危険度はどれぐらい?
まず最初にお伝えしておきます。
ドバイの治安は「かなりいい」です。
ハッキリ言って皆さんが想像している以上に治安はいいです。
どれぐらいいいかというと、
「落とした物が帰ってくる」ぐらいいいです。
道で物を落としても、わざわざ追っかけてきて教えてくれました。
タクシーでiPhoneを落としても、ちゃんと見つかりました。
多額の現金を置き忘れても、1AEDも盗まれず落し主の元へ戻ったという話があるぐらいです。
「日本じゃ普通だよね」
と思うかもしれませんが、海外ではこれは「普通」じゃないんですよね。
それ以外にも相対的に治安は良いです。
正直、「東京より治安がいい?」と感じるぐらいです。
それは私の「ドバイびいき」という訳ではないです。
私の体験を含め、私の周りでドバイに行った人たちの生の声をお伝えしているだけです。
では、どういうとこで「治安はいい」と感じたのか。
逆に、どこが「危険かな」と感じたのか。
それを皆さんが「気になる」だろう箇所ごとにお伝えしていきます。
タクシーや公共の交通機関
タクシー
タクシーは基本的に安全です。
パブリック・タクシーは全てメータ製です。
メーター制タクシーは全てGPSで管理されていますので、基本的にボッタクられる事はありません。
ボッタクられる事はありませんが、道を間違えられる事はあったりします。
「わざと間違えてボッタクる気か!?」
それは違います。
ドバイのタクシーは出稼ぎ労働者が運転しています。
ドバイに何年もいるベテランドライバーなら間違えることはありませんが、ドバイに来たばかりのドライバーは道を知らない事があるので、意図的ではありませんが結果的に遠回りになってしまうこともあったりします。
あと、これはドバイの道路事情が関係してきますが、やたらと一方通行が多かったりします。なので、目的地がすぐ近くに見えてても、そこにたどり着くには、ぐるーっと大回りしたり、一度逆方向に行ったりしないと行けない事が多々あります。
一瞬「遠回り?」と思うかもしれませんが、そうではない事がほとんどです。
もし、どうしても気になるようでしたら、タクシーには必ずドライバーの顔写真と名前があります。
同時に、タクシーの連絡先もタクシー内に書いてありますので、それらを写真に取って持ってて下さい。
また、場所によっては正規のメーターを使ってないタクシー、いわるゆ「白タク」もいますので、引っかからない様に注意して下さい。
白タクは通常のタクシーの3〜4倍の料金を吹っかけてきます。
私の経験ですが、「エティハド・トラベル・モール」は白タクがいる確率が高いです。
パブリックタクシーを使えば問題はありません。
メトロ
メトロも基本的に安全です。
ただ、人が多い時間帯には「スリ」には一応気をつけるようにしましょう。
メトロは乗り心地は凄くいいです。
何せ、日本の大手ゼネコン数社が参加しているぐらいですからね。
(それで一悶着ありましたけどね)
時間にも正確で、揺れも少なく、車両もキレイ。
ある意味、言うことなしですが、ここは多民族国家のドバイ。
色んな国の人達が乗っているので「民族特有の匂い」が混ざり合っています。
特に混む時間帯は、そういうのに弱い人はかなりキツイかもしれません。
女性の場合は「女性専用車両」があるので、そちらに行けば問題はないでしょう。
男性の場合は、料金が2倍の「ゴールドクラス」に乗るか、素直に我慢して下さい。
夜のドバイと一人歩き
ほぼ日本と同じ感覚で大丈夫です。
ダウンタウンやマリーナなど、人気が多い場所では1人で歩いてても全然平気です。
シティーエリアも人通りの少ない裏路地はさすがに行かないほうがいいですが、大通り沿いや人気が多い場所は怖いと感じる事は無いでしょう。
当然ですが、日本でも暗い裏路地は気をつけますよね。それと同じです。
ドバイの夜は実はかなり活発です。ドバイは「夜行性」の街ですから。
22時頃にもなると、どこからともなく現れたローカルでモールは人でいっぱいになっています。
特に暑い夏場は、昼間は涼しい家でゴロゴロして、夜になると活動する人が大半で、昼間より賑やかになってたりもします。
また、週末にもなると、モールの営業時間も通常より長くなり、夜遅くまで家族連れで食事をしたり、買い物をしている多くの人でごった返しています。
私もクリスマスシーズンに行った時に、0時頃に1人で徒歩でドバイ・モールに行った時も、まだ結構な人がいました。
じゃあ、繁華街から外れた場所はどうなのか?
外れたとこはホント「何もない」荒野だったりするので、そんなとこを1人で歩いてると逆に「何かあったのか?」と心配して聞かれるでしょうね。
まとめると、「ドバイの夜=危険」はあまり当てはまらないと言ってもいいでしょう。
ただし、「ココは海外」という事は決して忘れないで下さい。
女性の1人歩きと服装
ドバイでは女性1人でも気軽に街を散策できます。
私もドバイにいる時に、多くの女性旅行者が1人で街中を歩いているのをよく見かたりします。
ただ、やはりここは「ムスリムの国」
イスラム圏においても比較的自由なドバイですが、さすがに露出度が高い服装はあまり好ましくはありません。
一応、モールや施設の入り口には服装に関する注意喚起の掲示はありますが・・・現実はあまり守られていません。(特にロシア人とか守りません)
あと、ドバイでは男性が現地の女性に手出しはできないので、旅行者の女性にセクハラまがいな事をする人も少なからずいたりします。
そういうのを防止するためにも、肌の露出は控えるようにして下さい。
まぁ、暑さ寒さに弱い日本人なら、温度調整のできない半袖で歩くよりか、長袖もしくは羽織る物を持ち歩く事が多いので、その辺りは大丈夫かな。
テロ以上に気をつけること
ドバイでテロに遭遇する確率は、正直分かりませんが、「日本並みに確率は低い」と思います。
理由は、「テロを起こす意味合いがない」からです。
多くは語りませんが、その当たりは察して下さい。
そんな起こる確率の低い事よりも、もっと身近に注意する事があります。
それは「交通事故」です。
ハッキリ言って、ドバイは物凄く運転が荒いです。
ドバイは車社会ですので交通量も多いだけでなく、色んな民族がそれぞれのルールで走っている感があります。
勿論、厳しいルールはありますが、あまり意に介さないのか、物凄いスピードで走っていくワ、スレスレの割り込みはするワ、クラクション鳴らしまくるワで、ある意味カオスです。
また、ドバイは歩道があまりしっかりしていません。途中で歩道スペースがなくなったりする事が普通にあります。
こんな運転が荒く、物凄いスピードで走るので、道路を渡る時や、道路の近くを歩く時は、くれぐれも注意して下さい!
また、タクシーに乗ったら、シートベルトは忘れずに締めて下さい!
絶対にテロより交通事故にあう確率のほうが遥かに高いです!
余談ですが、そんな「オレオレ運転」な状態なので、当然、交通違反の反則金も物凄いことになってます。
ドバイに住む私の友人が、ドバイポリスに反則金を払いに行ったら、他に支払いに来てた人は全員日本円にして10万円以上支払ってたという!(中には30万円超えもいたとか!?)。
たった1万数千円の自分が、逆に申し訳なく思えてしまったとか(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか。
ドバイの治安は私が訪れた国(都市)の中でも群を抜いて良いです。
最後に、ドバイの治安についてですが、
これはドバイ特有の「社会システム」にも関わっています。
ドバイに住んでいる人の9割近くが外国人で、その多くはドバイに「出稼ぎ」に来ている人です。
もし、ここで何か犯罪を犯してしまったら、その時点で即国外退去となり、二度とドバイ(UAE)には来れなくなります。
早い話、その時点で稼ぎ口を失うという事です。
祖国より家族のためにより高い稼ぎを求めて来たドバイ。
外国人に対しての就労ビザのハードルは低く、サラリーも決して悪くない・・・「ドバイにいるうちは何かしら働き口はある」それを捨ててまで犯罪を犯す。そんなリスクが高いことは、まともな人なら冒しません。
ただやはりココは海外。
いくら治安が良くても、日本ではありません!
いつ何時どういう事が起きるかは分かりません。
日本より必ず気をつけるようにしましょう。
(勿論、それはどこでも同じですね)
特に、遭遇する確率は低いですが、スリには気をつけて損はないです。
そして、
日本の常識は通用しない事も普通にありますので、治安がいいとは言え「ここは海外だ」と言うことは、くれぐれも忘れない様にして下さい。
これさえ注意すれば、ドバイはとても安心に滞在できる事、間違いないでしょう。