【空港アレコレ体験】私の印象に残った空港での出来事(いい意味編)
海外に行くのに避けて通れないのが「出入国審査」です。
空港などでは、厳重なセキュリティーゲートなどで厳重な検査が行われています。
厳しい空港もあれば、割と緩い空港もあります。
また、空港によって特徴もそれぞれです。
そこで、私が今まで利用した国際線を有する国内の空港の利用感と、海外のいい意味でポジティブな印象が残っている空港をお伝えしていこうと思います。
あくまでも、私個人が感じたことなので、これらが全てではありません。
国内の空港編
日本国内の空港は基本的にしっかりしてます。
当然と言えば当然ですが、空港によって違いはあります。
日本国内の空港で、私が出国した事があるのは、中部国際空港(以下:セントレア)、成田、羽田、関西国際空港(以下:関空)の4空港です。
その中で、圧倒的に厳しいと感じたのは
「成田」と「セントレア」です。
厳しい成田と中部、緩い関空
空港は「空の玄関口」なので、基本的に厳しくするのは当然だと思っていますが、「それぐらいはいいでしょ」って事もあったりします。
では「それぐらい」とは何か?
私の場合は「ペットボトルの水」です。
機内で自分の好きなタイミングで水分を取りたいので、ある意味機内へのペットボトルの持ち込みは、快適な空の旅を楽しむのには必要不可欠です。
その水がセキュリティゲートでは廃棄対象となってます。
なので、ペットボトルの水を問答無用に没収(廃棄)となります。それが未開封のものでも。ただ、現在は個別に検査をして問題なければ通してくれたりします。
その他にも、機内持ち込みの液体物に関しても厳しいなと思います。
特にセントレアは、「それ、セーフでしょ!」ってのも問答無用に廃棄してくれと言うときもあったりしたので、機内持ち込み荷物の内容には十分ご注意下さい。
あと、私の経験上、時間帯によって厳しさが変わる気がします。
日中(特に朝〜午前中)は厳しく、夜はゆるい感じがします。
逆に、関空はゆるい気がしますね。
飲みかけのペットボトルの水も平気でスルーしてますんで。
羽田は、可もなく不可もなくですかね。
ちょうどよい感じがします。と、言っても深夜の時間帯しか使っていないので何とも言えませんが。
海外の空港編
日本と違い、海外の空港はホント様々です。
その国民性がでるのが特色です。
その他にも、政治的な理由や地政学的な問題も含まれてくるので、より一層特色が出てきます。
今回は、「マジ最悪!」って感じの怒りが混じったクソ的な要素はなく、笑い混じりの体験を中心にお伝えしていきます。
真面目に仕事しろよ!(笑)、アブダビ国際空港(AUH)
アラブ首長国連邦(UAE)の首長国アブダビにある空港です。
ドバイまでエティハド空港を利用して行くと、必ず訪れるのが「アブダビ国際空港」です。
(ドバイとアブダビは同じUAEですが、一緒ではありません)
以前はよく使っていましたが、アメリカン航空のマイル加算率の改悪により、利用する機会が少なくなりました。(最近はエミレーツ航空ばかり利用しています)
この空港は一言で言うと
「おいおい、少しは仕事しろよ!(笑)」です。
イヤ、ホント「大丈夫か?」と思うぐらいに。
まず入国審査。
ほとんど何も聞かれません。
それどころか、隣のブースの職員と喋りながら入国判をポンと押す。
たまぁーに質問が来ても「何日滞在?」ぐらい。
ま、日本人だからという事もありますが、お前ら大丈夫か?と思ってしまいます。
次にセキュリティゲート
BlackBerryでプチプチ
(今はiPhoneやAndroidスマホ)
赤外線モニターはほぼ見ず、手元の画面を一生懸命見てます。
まぁ、荷物の中には何も引っかかるような物は入ってはいませんが・・・ヲイヲイ見るとこ違うゾ!とさすがにツッコミたくなります。
最後に出国審査
途中で勝手にどこかに行くな!
まだそのブースに並んでいる列があるのにも関わらず。
ちなみに、どこかへ行ってしまったのは、おそらく面倒な国のパスポートを持つ一団が列にいたからだと推測します。何故かと言うと、その一団が隣の列へと移動したのを確認したら、スッと戻ってきたからです(笑)
お前ら、自由かよ!!(笑)
ま、そのお陰で私達は早く手続きが終わりましたけどね。
以上。
ホント、緩いと言うか、仕事してないと言うか、雑というか・・・
だからと言って法に触れる事や犯罪行為は絶対にしないようにして下さい!
捕まったらマジで悲惨な結末になりますから・・・
ちなみに、お隣のドバイ国際空港も、実は似たような感じだったりします。
厳しいヒースローとは大違い!シティー空港(LCY)
ロンドン東部の市街地にある空港です。
これはロンドンに行った時の出来事です。
「最悪」と「最良」の差が顕著に出たのが、このロンドン・シティー空港です。
(勿論、最悪は「ヒースロー空港」です)
成田からフランクフルト経由でロンドンに入った時のフライトです。
この空港は日本からの直行便が飛んでない事もあり、日本人にとっては馴染みが薄い空港だと思います。
ロンドン・シティー空港はロンドン東部に位置していて、ロンドンの金融街「シティー」にほど近く街中にある空港です。金融街から近いという事で、利用者はほとんどがビジネスマンという理由から、遅延が当たり前なLCCは一切飛んでいません。
街中にあるという事から、非常にコンパクトな空港でもあります。
以前にも「ヒースロー空港は私の中で最悪空港の1つ」と挙げました。
「遅い」
「厳しい」
「利用料が高い」
と、できれば利用したくない空港でした。
が、このシティー空港は正にその真逆です。
前のドアオープンとほぼ同時に後ろのドアが開く。
(ビジネスクラスとほぼ同時にエコノミークラスの後方席の人は降りれた!)
利用客の大半がビザ持ちなので、入国審査の列ができない。
(私が利用した便で入国審査が必要だったのはたった4人でした)
審査がすごくフレンドリーで緩かった。
(「あら日本人珍しいわね」)
(「そのパーカーの色、素敵ね」)
(「何日いるの?」→20日)
(「Oh,それはとてもいいバケーションになるわ」)
と、ブリティッシュなおばさまとの世間話(?)して終了〜
ドアオープンしてから到着エリアに出るまで約5分という、驚きの早さでイギリス入国を果たしました。
あの、ヒースロー空港特有の「ピリピリした空気感」は全くナシ。平和そのものでした。
これがヒースロー空港だったら、何か変なことを言おうもんなら、「あ゛!?」と厳しい表情でコチラを見返してきますからね!(苦笑)
新人研修にされた!?サンファン空港(SJU)
中米のプエルトリコにある空港です。
今は「ルイス・ムニョス・マリン国際空港」という名前に変わっている様です。
この空港は、セントマーチン島からニューヨークのJFK空港へ行くときのトランジットで利用しました。
別に緩いとかは全くありません。
中南米から北米に入ってくる玄関口としているので、手荷物検査はかなり厳しく、私が利用した時も結構混み合っていました。
では、何故ここにあげたのか?
ここでは、私が空港職員の新人研修(?)に利用されました。
セキュリティゲートに並んでいる列はほとんどが中南米系の人達で、それ以外の人は殆どおらず、特にアジア系は自分以外いませんでした。
列に並ぶこと数十分。
ゲートのすぐ近くまで来ました。
すると、ゲートにいたベテラン(であろう)職員が1人の若い職員を呼びました。
ベテラン職員が何か若い職員に伝え、それをメモを見ながら確認している若い職員。そして私の方を見た後にまた何やら話す・・・それを見た瞬間、直感的に「あー俺、止められるな」と確信しました。
案の定、自分の番になったら、若い職員が「コチラに来てくれ」と私を別レーンへ案内。
内容は忘れましたが、
マニュアルに書いてあるだろう言葉で話しかけられ、手順もそれに沿って行おうとしている感じがすごく伝わってきました。
時折手元のメモをチラチラ隠し見ながら行う様は、とても初々しかったです。
これはあくまでも私の想像ですが、列の中でも明らかに問題がなさそうな人が私だったので、そのいわゆる「安牌」の私が格好の練習台だったに違いありません。
そりゃ、ガチでヤバいのを引いてしまったら、新人研修にはならないでしょうしね(笑)
カヤジャムぐらいいいやん!チャンギ国際空港(SIN)
シンガポールにある空港です。
この空港は結構好きな人が多いと思います。
便利で使いやすい、キレイ、ショップも充実している、SQのCAさんが多く歩いている等、空港内で楽しめる要素が多く、私も基本的には好きです。
が、たった1つの事を除いては・・・
それは何かと言うと
「ゲートで液体物が全て没収される」という事です!
未開封のものでも、購入時に空港内の店で専用にパッキングされた物以外は問答無用に「捨てろ!」となります。私の場合、水以外にも空港で買ったばかりのカヤジャムも取られました。水なら明確な液体物なのでダメなのは分かるけど、カヤジャムがダメだって(しかも2つ!)・・・あんたらの国民食みたいなモンだろ!
先程もお伝えしましたが、私は喉の乾燥に弱く機内に水を持ち込みたい人なので、ゲートで没収されるのは本当にキツイです。
チャンギ国際空港っていい空港なんだけど、この1点だけは個人的にはイヤだなぁーと常々感じています。また、すぐお隣のマレーシアにある「クアラルンプール国際空港(KUL)」も同様のルールなので、正直なところ、あまり利用はしたくはないです。
とにかく、
カヤジャムだけは本当にがっかりしました・・・
(機内の乾燥もツライですよねぇー)
さいごに
空港って楽しいですよね。
ホント、空港の数と利用する人の数の分だけ、それぞれにストーリーがあります。
その数は本当に無数にあります。
私の場合、これら以外にも色々ありました。
その中でも、これらは印象深かった内容でした。
利用した数のストーリーがそこにはある。
それが「空港の楽しさ」だと私は思います。
あなたの印象に残ったストーリーは何でしたか?