まるで個室!?カタール航空の新ビジネスクラス「QSuite」が凄い!!
カタールに本拠地を置く「カタール航空」
このサイトでもセール情報をちょくちょく紹介しますが、このカタール航空がとても素敵なビジネスクラスを、2017年3月8日(金)に発表しています。
発表から既に2ヶ月近く経ちますが、改めてこの新ビジネスクラスを掘り下げて行こうと思います。
その名は「QSuite」
この新ビジネスクラスの名前は「QSuite(Qスイート)」と言います。
その名前が表す通り、スイート仕様となっています。
どういう事かというと、ビジネスクラスなのに個室タイプの座席になっていることです。
あの、エミレーツ航空のA380のファーストクラスや、シンガポール航空のスイートクラスと同じ扱いの座席が、ビジネスクラスでも味わえるという事です。
これは業界初の試みです。
さすがはカタール航空と言ったところでしょうかね。
こういう豪華で話題性がある機材導入するのは、正に中東系エアライン(中東3兄弟)の強味でしょうね。
では早速見ていこうと思います。
下手なファースト以上!?規格外のビジネスクラス
この「QSuite」は窓側と通路側(と言うか内側?)では座席のコンセプトが明確に分かれています。
今回の発表の写真を見る限り、座席配置は「1,2,1」の配置というのが読み取れます。
まずは窓側。
スライドドアが付いているので、ドアを閉めると完全な個室になります。
ってか、これ、完全にファーストクラスやん!!どう見てもビジネスクラスには見えませんよね。
一昔前ならまだしも、現時点でもこ「QSuite」以上のクオリティーを持つファーストクラスは数多くある航空会社でも、そうそうはいないと思います。それぐらい「トンデモなく豪華」なビジネスクラスとなりますね。
次に通路側(内側)
こちらも窓側同様スライドドアが付いているので、ドアを閉めると個室になります。
だが、今回の新ビジネスクラス「QSuite」の最大のウリは、通路側(内側)のコンセプトの凄さと言っても過言ではないぐらい、「トンデモナイビジネクラス」となっています。
ビジネスクラスでダブルベッド!?
この「QSuite」の最大のウリの1つが
「ビジネスクラスにダブルベッドを提供した」とう事でしょう。
勿論、これは航空業界初の試みです。
現在、航空会社の機材によってはビジネスクラスの中央2席は中央のパーテーションを下ろせば、ちょっとしたプライベート空間を作ることができます。
ただ、それはあくまでも簡易的な空間であって、座席をダブルベッドとしては到底使えません。
今までも「カップル仕様」としてビジネスクラスの中央座席2つを提供する航空会社や旅行代理店もあったりしましたが、この「QSuite」は正真正銘の「カップル仕様」と言ってもいいでしょうね。
カップルのためのスイートな仕様の「QSuite」
これで新婚旅行や恋人との旅はこの「QSuite」で決まりですね。
新しいコンセプト「共有」の導入
先程のダブルベッドのところでも「プライベートな空間」の事を触れましたが、これは2人だけのという訳ではないです。
この「QSuite」は、最大4人まで1つのプライベート空間を作ることができます。
通路側(内側)の隣接する4つのシートを1ブロックとして捉え、可動式のパーテーションやモニターの位置を動かすと、そこには最大4人の家族や友人と一緒に過ごせる1つのプライベート空間ができあがります。
これにより、従来のビジネスクラスではできなかった「空間の共有」という事ができるようになり、一緒に旅する家族、友人、仕事仲間で「共有スペース」して利用できるようになります。
勿論、パーテーションやモニターを戻せばプライベートな空間に早変わりしますので、それぞれの時間によって変更すれば、より快適な空の旅が楽しめます。
就航路線と就航時期
では、この「QSuite」がいつ、どの路線に就航するのか?
それが気になるところではないでしょうか。
就航日:2017年6月より
就航地:ロンドン・ヒースロー(LHR)
当然ですが、はやり最初は「ドーハ(DOH)〜ロンドン(LHR)」でしたね。
ロンドン路線は各社ともかなり力を入れている路線で、特に中東からは多くの人が行き来しています。
エミレーツ航空もエティハド航空も便番号「001」は必ずロンドン路線というぐらいですので、それを考えると一番最初に導入される路線は、ほぼ間違いなく「ロンドン路線」といっても過言ではないです。
ロンドン・ヒースロー路線の次は、順次人気路線に月に1路線のペースでリリースされていきます。
多分、日本路線は・・・当分先になるかと思います(涙)
まとめ「次世代のビジネスクラス」の可能性
今回のカタール航空の新ビジネスクラス。
この業界の新たなベンチマークになる可能性を秘めてます。
現在主流になっている「スタッガードタイプ」や「ヘリンボーンタイプ」のシート配列も、最初出たときは衝撃的でした。
その後、各社が取り入れていき、今では多くの航空会社の機材で普通に利用できます。
これにより、飛躍的にビジネスクラスのプライベート感が出てきました。
同時に、この「スタッガードタイプ」や「ヘリンボーンタイプ」のビジネスクラスの難点としては、プライベート空間が確保されるが、一緒に旅する家族や友人との共有できる空間がありませんでした。
今回の新ビジネスクラス「QSuite」は、そういった潜在的なニーズに訴求したことによる、利用客の旅のスタイルに合わせて幅広くカスタマイズできる座席として、とても興味深いと座席だなと個人的に思います。
これからは「共有の時代」と言われてます。
今、世界ではシェアリングエコノミーとして色んな形で提供され、色んな人々に利用されています
。
「人との共有」を航空業界がどのような形で利用客に提供されるのか?
とても興味深いです。
私も、是非この「QSuite」に搭乗したいです。
(日本にも早く導入して下さい!!)
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